給与の価値は年々下がる一方だがな

物価上昇とお金をたくさん流通させたことで、お金の価値が下がった。昔は5億で買えたものが、いまは50億出さなきゃ買えない。

ヒント︰貨幣価値

好戦性の政府が軍事費を捻出するために、通貨を発行して賄うとインフレは急速に進みます。国の債務を薄めるための発行も不可能ではないですが、対外債務があると、為替変動で返しにくくなるかもしれません。

戦艦三笠（1899年1月起工）の値段は合計120万ポンドだったそうで、起工月時点の平均為替相場で言うと約2261萬3065圓。現代の2261万円だったら私でも買える額だけれども、当時の国家予算は2-3億圓と考えると…

ゼロ金利政策が続くと、今５億円のカネは、100年後も５億円のまま。

日本銀行が計算するときのメルクマールは、「企業物価指数」を参照して企業物価指数の差から価格の上昇率を割り出し、それを貨幣価値に置き換える方法を基本的にはとります。

20年前の手取りと今の手取りがあんまり変わらん俺には、物価上昇は正直こたえる。

ちくま文庫から2017年2月に復刻した、岩瀬彰の『「月給100円サラリーマン」の時代』を読むと実例がわかりやすいです。

1000円で都心に庭付き一戸建てが購入できたアレっすか!?

アカギの文字を探した私…（原作は読んでいない

明治の初めは1円は金貨だったし、戦前までは20円が金貨だった。戦後(昭和26)に10円銅貨に変わった。戦争で国家インフラは消耗、ハイパーインフレが起こる。つまり戦争でも経済でも国家が敗けるのが原因。