限定公開( 2 )
会社の中には、どうしても合わない人っていますよね。性格や考え方はともかく、“話がかみ合わない人”だと困ってしまいませんか?
例えば、働くママだと、子どもに何かあってその人に仕事を振ったり交代してもらったりしなきゃいけないときもあるはず。相手に苦手意識があると、こういったやりとりがしにくいですよね。
このような悩みの解決には、話し方のアドバイスを参考にするのが一番! スピーチコンサルタント・村松加王里さんのベストセラー『しゃべらない会話術。』に、相手との距離を縮めてコミュニケーションを円滑にする方法があるのです。
以下に3つご紹介するので、ぜひ気持ちよく働くために意識していきましょう!
■1:メッセージを濁さない
|
|
まず、かみ合わない相手と話すときは言葉を濁さないようにするといいそうです。「そもそも相手の理解力が低いからだ!」と言いたいところですが、ここはグッとこらえてください。逆に、あなた自身が曖昧な言葉を使っている可能性も十分にあります。
村松さんは、
「それを避けるためには、曖昧な表現でイエス、ノーを相手が分かりやすいようにはっきり示すことです。そうすれば誤解はされません。
(中略)
また、必要最低限の言葉を短く言い切って会話を終わらせられるのではなく、あなたがどうしてそう思ったのか、相手が納得するような内容がプラスされていると、相手の理解が増し、誤解や話の食い違いは減るでしょう」
|
|
と言います。この“納得できるような内容”については、三段論法を使って、ポイントを整理して、具体的に列挙してみると伝わりやすいです。
例えば、売上を上げる必要がある(前提)、しかし今は業務過多で営業活動がしにくくなっている(事実)、だから営業活動できる人に仕事を振った方がいい(結論)。このように、前提と事実、結論をまとめてから話してみてはどうでしょうか?
■2:相手の会話のタイプに合わせる
次は、敵を知りましょう。これも、「何であいつのことを知らないといけないの!」と怒らないで。相手を観察すると見えてくるものがたくさんあるのです。村松さんのアドバイスは以下の通り。
「相手の話し方や考え方に意識を向けて。冷静に観察してみましょう。相手によって、はっきりした物言いの会話を好む人や、オブラートに包んだ会話を好む人がいます。
|
|
(中略)
相手の会話のタイプがなんとなくでも理解できたら、なるべくそのタイプに合わせ、様子をみていきます。そうすると、ペースもつかめて、相手と感覚を合わせることができるようになります」
苦手意識を持つと、相手を見るのも避けてしまいがち。しかし、相手の話し方がわかればストレスも減ります。清水の舞台から飛び降りるつもりで試してみてください。
■3:相手の目線に合わせる
最後は、態度の話です。話し方を合わせるだけでなく、目線も合わせてみましょう。内心「私の方が先輩だから」などと思って、無意識のうちに上から目線になっていませんか?
「意見がなかなか合わない相手とは、目線を同じにしましょう。立場や状況に関係なく、上から目線の態度や言葉だと、相手に距離を置かれてしまいます。一度距離を置かれてしまうとすぐには修正しにくいです。
“教えてください”というような謙虚な態度の人をぞんざいに扱う人はいません。あなたを慕っています、という思いが通じれば相手もあなたを受け止めてくれるでしょう。相手から信頼を得られたら、あなたへの態度も変わるでしょう」
相手に変わってもらうのを待つより、自分が変わった方が早いですもんね。イライラすると思いますが、これも気持ちよく働くため! 相手と同じ目線で考えてから、話してみてください。
子どもがまだ小さいと、会社に迷惑をかけてしまうことも多いですよね。会社には一人でも多く味方がいた方が働きやすいです。あなたの話し方ひとつで仕事をサポートしてくれる人が増えるなら、試す価値が大きいと思いませんか?
ちなみにこの『しゃべらない会話術。』にはコミュニケーションの苦手な女性が使える情報が満載です。人間関係に疲れてしまう前に、一度読んでみては?
【参考】
※ 村松加王里(2012)『しゃべらない会話術。』 星月社
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 andmama.media All rights reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
パートナーと1年以上レス 既婚男女200人に聞いた 「疲れることをしたくない」「川の字で寝ているので難しい」(写真:まいどなニュース)4
イマドキ女子小学生の“最新ヘアトレンド”、小学館「JS研究所」が調査(写真:ナリナリドットコム)4