金田朋子のアニメ1本あたりのギャラは3万円!? 地上波で声優のギャラ制度が明かされる

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2014年07月23日 08:10  おたぽる

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おたぽる

金田朋子所属事務所・アクロスエンタテインメントHPより。

 5月にフジテレビ系で放送された「ジャネーノ!?」で、独特な高い声と"奇行っぷり"が話題になった声優の金田朋子(参考記事/http://otapol.jp/2014/05/post-961.html)。21日に放送された同番組に再び出演した金田朋子は「声優界のお金の話」について語り、あわせて自身のギャラを明かした。



 番組では「声優界ではランクでギャラが決まってる!!」とし、番組MCのフットボールアワー・後藤輝基に話をふられた金田朋子は、「最初(事務所)に入ると同じ金額でやる期間がある」と答え、声優業界のギャラ制度を説明した。声優のギャラはランク制で決まっており、まず事務所に入り、日本俳優連合に加入すると3年間は「ジュニアランク」といい、30分アニメ1本あたり1万5000円の給料で固定されることとなる。しかし、「ジュニアランク」の期間が終わると「ランク保持者」になり、年数やランクに応じてギャラも変動するというシステムと説明。声優ファンには有名な「ランク制」について語った。



 また、ほかの出演者から、ひと言しかしゃべってなくてもギャラは同じなのかと聞かれると「そ〜なんですよ!」と声を大きくし、自身が担当していたアニメ『トリコ』のキャラ・ユンを例に上げ、鳴き声である「ユンユン!」というセリフだけの出演でもギャラは同じだと説明。声優はひと言だけでも、100言しゃべっても"ギャラは同じ"であることを明かした。



 そして、話の中でジュニア期間はもう終わっていると言った金田朋子は、MCの後藤輝基に「今(ギャラは)いくらなん?」と聞かれると、「あぇ!!」と声を荒げたが、「ちょっと(ジュニアランク時代の)倍くらいですかね」と答え、金田朋子のアニメ1本あたりのギャラは約3万円であると番組で紹介された。



 声優のギャラ制度として有名な「ランク制」についてあらためて説明すると、F〜Aの基本ランクが設けられており、最高ランクのAは1本のギャラが4万5000円とされている。そして、それ以上となると「ノーランク」となり、ギャラは言い値になる。また、台本に書かれたセリフ一文当たりに値段を設定する「ワード制」といった換算方法もあり、一概にすべての声優がランク制に基づくわけではないこともある(日俳連に所属していない声優もいる)。



 2000年7月に声優デビューし、14年ものキャリアを持つ金田朋子のギャラが3万円だとは、声優ファンでも初耳だったのでは。また声優のギャラ制度といった、声優のちょっとした業界ネタが夜8時のゴールデンタイムで語られ、お茶の間は声優という職業のギャラの仕組みに驚いたのではないのだろうか。



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  • 活躍中の声優も劇団で芝居している俳優が多い。私も幾人か舞台を見たことがある。世間が声優を芸能人として煽り過ぎだと思う。本人たちは過酷な環境であるのだから。
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