ソフトバンクが2年連続7度目の日本一　今年も4勝1敗でセ・リーグ球団を圧倒

日本シリーズ第5戦
● ヤクルト 0 − 5 ソフトバンク ○
＜10月29日　神宮＞

　第5戦もソフトバンクがヤクルトを投打で圧倒。このシリーズの通算成績を4勝1敗とし、球団初となる連覇で7度目の日本一に輝いた。

　ソフトバンクは0−0で迎えた4回、先頭の2番明石がレフト線への二塁打を放ちチャンスメイクすると、一死三塁としたあと、4番李大浩がレフトポール際へ豪快な先制2ランをはなった。

　続く5回も7番今宮の二塁打と相手の失策などで一死満塁のチャンスを作ると、このシリーズ好調の明石がレフトへタイムリー。さらに3番柳田のファーストゴロの間に4点目を加えると、柳田は9回にもダメ押しとなるタイムリーを放ち、飛躍のシーズンを気持ちよく締めくくった。

　投げては先発のスタンリッジが好投。3回に一死一、二塁のピンチを迎えたが、3番山田、4番畠山を抑え無失点。援護を受けた4回以降は威力ある直球をどんどん投げ込み、ヤクルト打線を6回無失点に封じ込めた。

　4点リードの7回からは、森、バリオス、サファテが好リリーフ。ディフェンス面でも最後までスキを与えず、見事な完封リレーを達成した。

　ソフトバンクは14年阪神との日本シリーズに続き、4勝1敗でセ・リーグ球団を圧倒。工藤監督はリーグ戦に続き、日本シリーズも就任1年目で制した。