マンチェスター・Uがマインツに所属する日本代表FW武藤嘉紀らの獲得に興味を示していることが明らかになった。25日付のイギリス紙『ガーディアン』やイギリス紙『デイリーミラー』など各紙が一斉に報じた。
今シーズンのマンチェスター・Uは得点力不足に苦しみ、現在はプレミアリーグで5位につけている。ここまで17試合を終えてのゴール数は22で、首位レスター(37ゴール)、2位アーセナル(31ゴール)、3位マンチェスター・C(33ゴール)に比べても明らかに見劣りする。そのため、来年1月の移籍市場で攻撃的ポジションの選手を獲得することは濃厚で、獲得候補のリストの中に武藤が含まれているようだ。
『ガーディアン』によると、獲得候補に挙がっているのは日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンのセネガル代表FWサディオ・マネと武藤だという。マネは今夏の移籍市場でも獲得を狙っていたようだが、移籍は実現しなかった。しかし、マネのような主力選手をシーズン中に引き抜くことは難しく、来夏の獲得候補になりそうだ。
一方、武藤は初挑戦のブンデスリーガでここまで17試合に出場し、7ゴールを奪う活躍を見せている。武藤の存在は昨夏にチェルシーが獲得オファーを出したことでも知られていて、獲得リストの中に載っているようだ。『デイリーミラー』によると、マンチェスター・Uはマインツに対して1000万ポンド(約17億8400万円)の移籍金を用意していて、冬の緊急補強を目指しているのだという。
マンチェスター・Uはエースのイングランド代表FWウェイン・ルーニーが13試合で2得点と絶不調に陥っていて、新加入のオランダ代表FWメンフィス・デパイも結果を残せていない。20歳のフランス代表FWアントニー・マルシャルに頼りきっているのが現状なため、武藤がその中に割って入る余地は十分にありそうだ。