バラエティ番組で「時間の進みが遅い漫画ランキング」が発表! 『アカギ』よりも遅いのは、急展開中のあの野球漫画!

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2016年12月22日 22:01  おたぽる

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おたぽる

「マガメガ MAGAMEGA 」より。

 21日、ダウンタウンが司会を務めるバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)にて、「時間の進みが遅い漫画ランキング」が紹介され、話題になっている。



 この番組は、芸能人が自らの提唱するさまざまな「説」をプレゼンし、その「説」を検証していくという情報バラエティ。この日はスピードワゴンの井戸田潤が登場し、福本伸行の麻雀漫画『アカギ〜闇に降り立った天才〜』(竹書房)の時間経過が遅いとして、「現実との時間経過の乖離が最も激しい漫画『アカギ』説」を唱え、その検証VTRを元にトークが繰り広げられた。



 番組では、連載期間15年以上、単行本数30冊以上のさまざまな長期連載作品の中から、出版社から許可が下りた作品を対象に、「作品中の経過時間」を「連載期間」で割った数値、つまり「連載1年間で進む日数」でランキングを作成し、「時間の進みが遅い漫画ランキング」を発表。



『アカギ』といえば、1992年に「近代麻雀」(竹書房)で連載開始以降、熱い麻雀バトルはもちろん、人間の内面を事細かな心理描写を描き、コミックス累計発行部数1,000万部を突破する人気作。現在は「鷲巣麻雀編」が連載中で、たった一晩の話を19年以上かけて描かれているのだが、連載開始早々に6年間も月日が進んでいたことが影響し、「連載1年で進む日数」は3カ月と、ランキングでは10位という予想外の結果に。



『アカギ』よりも上位にランクインしたのは、同じく麻雀漫画の『麻雀飛龍伝説 天牌』(作:来賀友志、画:嶺岸信明/日本文芸社)が「連載1年で進む日数」58日で9位、8位には52日で『PARM』(作:獸木野生/新書館)、7位は『龍狼伝』(作:山原義人/講談社)の51日、そして6位には、『アカギ』の福本による『賭博黙示録カイジ』シリーズ(講談社)が「連載1年間で進む日数」46日でランクイン。『アカギ』同様、福本作品の醍醐味である細かすぎる心理描写がこの結果を生んだようだ。



 その後、格闘漫画の『グラップラー刃牙』シリーズ(作:板垣恵介/秋田書店)が42日で5位、バスケ漫画『DEAR BOYS』(作:八神ひろき/講談社)27日で4位にランクイン。トップ3には、『テニスの王子様』(作:許斐剛/集英社)が23日で3位に、2位は野球漫画の『なんと孫六』(作:さだやす圭/講談社)が22日という結果になった。これらは10年にわたる連載で、作中ではやっと1年進むという領域なんだとか。



 そして、栄えある(?)1位となったのは、野球漫画の『Dreams』(作:七三太朗、画:川三番地/講談社)。試合描写が細かく描かれたこの作品は、連載20年で作中の経過時間はわずか10カ月。連載1年で進む日数は15日と、高校生の主人公が卒業するまでには、あと52年必要になってしまう恐るべきペースだ。



 この『Dreams』、現在も「マガジンSPECIAL」(講談社)で連載中。しかし、同誌は2017年2号をもって休刊することが発表されているためか、2016年10号掲載の149話では、補欠投手がわざと四球で打者を歩かし、エースが一球でダブルプレー・トリプルプレーをとる戦術を繰り返し連発したり、主人公・久里がその戦術にブチギレて7連続デッドボールで報復し退場。さらに久里のライバル・生田は車にはねられるなど、超展開が繰り広げられネットで話題に。その後も“トンデモ展開”は続き、同作は20日に発売された2017年1号でも、45ページ増の大ボリュームで怒涛の急展開を見せている。



「時間の進みが遅い漫画」第1位の同作が急ピッチでどのような結末を迎えるのか、ぜひその目で見届けてほしい。


このニュースに関するつぶやき

  • 「キャプテン翼」も、ワンゴール決まるまで結構かかっていたような気がする…
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