DeNA、4点リード守れず痛恨ドロー　阪神と3.5差変わらず、4位巨人と0.5差

DeNA 4 − 4 阪神
＜23回戦　横浜＞

　阪神が4点ビハインドを追いつき、延長12回の末、4−4の引き分け。一方のDeNAは逃げ切りに失敗。2位・阪神との3.5ゲーム差は変わらず、中日に勝利した4位・巨人とのゲーム差は0.5に縮まった。

　DeNAは初回、二死二塁の好機を作ると、4番ロペスが阪神先発・秋山の高め直球を左翼席上段へ叩き込んだ。2回は下位打線のチャンスメイクで二死二、三塁とすると、1番桑原がしぶとく2点適時打を中前へ運び、4−0とリードを広げた。

　先発の浜口は5回まで無失点。しかし6回、3番糸井に15号2ランをバックスクリーンへ運ばれると、続く福留にこの試合3つ目の四球を与えたあと、5番中谷に左中間への適時二塁打を浴びた。

　浜口はその後も2四球を許し、二死満塁の状況で降板。それでも、このピンチを三上が凌ぎ、1点リードのまま後続にバトンを渡した。7回以降は砂田、パットンが1イニングずつを無失点でつないだが、9回に登板した山崎康が、3番糸井に右前適時打を許し同点。土壇場で追いつかれ、試合は延長戦に入った。

　打線は秋山を4回でノックアウトしたが、5回以降は阪神救援陣の前にわずか2安打。終盤はチャンスすら作れず、次の1点が遠かった。