開幕2連勝の菊池「開幕戦より手応えはあった」

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2018年04月07日 08:41  ベースボールキング

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6日のオリックス戦に先発し、8回1失点で2勝目を挙げた西武・菊池=メットライフドーム
◆ 8回1失点も「イマイチ」

 開幕5連勝中と好調な西武が6日、本拠地メットライフドームでオリックスと対戦。先発・菊池雄星が8回109球1失点という投球を見せると、浅村栄斗と山川穂高の主軸に一発が飛び出し、投打の噛み合った西武が1991年以来となる開幕6連勝を飾った。

 西武の先発・菊池は4回までオリックス打線に安打を許さず、走者は四球による2人のみという内容。辻発彦監督は「イマイチだった」と振り返ったが、「粘り強く先取点をとるまで頑張ってくれた」と、試合を作ったエースのピッチングを評価した。

 菊池自身も「去年1年と比べると(状態は)下の方」、「勝負所だけ強い球をいけるように。あとは凌ぎながらコントロールしながらだった」と本調子ではないことを感じているが、3回あたりから足を上げる速さを変えるなど、試行錯誤。リリースポイントを意識したというチェンジアップも駆使し、オリックスにリードを許さなかった。

 それでも「開幕戦より手応えはあった」と語り、ギアを上げた8回には「良いボールが何球かいっていた」と収穫も。オープン戦期間中の寝違えもあり、調整の遅れを感じているが、「必ず調子は良くなると思っている。勝負は5月、6月。本調子ではないですけど、4月はこういうピッチングをしながら徐々につかんでいくものだと割り切っている」と先を見据えた。

 なお、西武は開幕から全試合で先発投手に白星がついており、これは球団史上初の出来事。27年前の1991年は開幕8連勝だったが、今回はどこまで勝利を積み重ねられるか注目だ。


◆ 開幕連勝中の勝利投手

【1991年】
1戦目:渡辺久信
2戦目:渡辺智男
3戦目:郭泰源
4戦目:工藤公康
5戦目:鹿取義隆
6戦目:ヤング
7戦目:渡辺智男
8戦目:郭泰源

【2017年】
1戦目:菊池雄星
2戦目:多和田真三郎
3戦目:ウルフ
4戦目:十亀剣
5戦目:カスティーヨ
6戦目:菊池雄星

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