北海道胆振東部地震、JR北海道の快速「エアポート」など運転再開

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2018年09月07日 15:52  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
9月6日未明に発生した「平成30年北海道胆振東部地震」、その後の大規模停電の影響で運転見合わせとなっていた北海道内の各路線のうち、JR北海道は北海道新幹線と快速「エアポート」の運転を再開。札幌市の地下鉄・路面電車も全線で運転再開した。

北海道新幹線の運転再開にともない、下り「はやぶさ11号」(東京駅9時36分発・新函館北斗駅13時38分着)から東北新幹線との直通運転が再開され、上り「はやぶさ28号」(新函館北斗駅13時35分発)以降は上下線とも通常運転に戻っている。

JR北海道の在来線では、札幌〜新千歳空港間で停電が回復し、信号設備点検や踏切設備の機能確認が順調に進んだことを受け、快速「エアポート」が札幌駅13時20分発の新千歳空港行、新千歳空港駅14時15分発の札幌行から運転再開。同列車は1時間あたり2本程度の運転を予定している。なお、新千歳空港では国内線も順次運行再開したとのこと。

快速「エアポート」を除く在来線の列車は9月7日も引き続き運転を見合わせ、特急列車も終日運休となる。国土交通省の災害情報では、9月7日12時現在、千歳線南千歳〜沼ノ端間・石勝線南千歳〜清風山(信)間の軌道変位に加え、千歳線美々(信)〜植苗間で盛土亀裂、石勝線(夕張支線)沼ノ沢〜清水沢間で倒木の被害が新たに報告されている。

札幌市交通局の路面電車は運行に必要な電力が確保され、本線試運転により安全が確保されたことから、内回り・外回りともに運転再開。11時45分以降、すべての停留場で等間隔(おおむね7分間隔)の運転を行っているという。地下鉄南北線・東西線・東豊線も試運転を終え、14時すぎから運転再開。おおむね10〜13分間隔で運転予定としている。

函館市の路面電車は現在も運休しており、「交通信号が復旧し,安全が確認されるまでもうしばらくお待ちください」と函館市企業局交通部。道南いさりび鉄道は運転再開に向けて準備中で、函館方面は木古内駅20時21分発、上磯・木古内方面は函館駅20時23分発の列車から運転再開を予定している。(上新大介)
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