持ってます、無駄な才能

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2012年04月12日 11:30  gooランキング

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携帯電話を持つようになって電話番号を暗記しなくなった、パソコンを使うようになって漢字が書けなくなったという人は多いのではないでしょうか。2007年のNTT番号情報の調査によると、電話番号を覚える機会が減ったという回答者が92.8パーセント、ここ数年で電話番号を覚えられなくなったという回答者が80.5パーセントという結果に。また、2008年にインターネットコム株式会社とJR東海エクスプレスリサーチが行った「手書きと文字入力に関する調査」によれば、パソコンを始めて漢字が書けなくなったとの回答が84.5パーセントにも上っています。世の中が便利になっていくにしたがって衰えていく能力。必要に迫られなければ特に困ることはないのかもしれませんが、一方で、文明の利器の恩恵に与れる時代にあって、すっかり出番を失ってしまったそれらの能力を持て余している人もいるようです。

●時代が違えば○○になれたかも…

発言小町のトピック「無駄な才能持ってます」は、「人間羅針盤」「歩く北極星」と言われるほど抜群の方向感覚を持つ、りゅうりゅうさんからの投稿。営業の第一線にいた頃は、住所のみを手がかりに200〜300キロも離れた訪問先まで迷うことなく辿り着いていたのだとか。ところが、最近ではカーナビやGPS携帯電話が普及して道に迷う人も減り、自身の才能もすっかりさび付いてしまったと感じている様子。「ああ〜大航海時代のポルトガルやスペインに生まれていたら」と嘆くりゅうりゅうさんに、同じく機会に恵まれない特殊な能力を持つ人々から、さまざまなコメントが寄せられています。

「縄文時代に生まれていたら、間違いなく村の稼ぎ頭となれた」というルイさんは、人並み外れた聴力と、気配を察する能力を持っているのだとか。例えば、踏切を渡っているとき、他の人には聞こえない遠くの電車の音が聞こえたり、建物の向こうに「あの角を曲がったところに一人いる」というのがわかったりするのだそう。そうした自身の能力について「もし縄文時代ならば、間違いなく狩猟の名人になれたかもしれない」とコメントしています。

反対に、自分の気配を消すことができるというぽちゃりんさんは、その能力を生かし、今までに何回も脱走猫を捕獲してきたのだとか。猫の背後から近づき「にゃっ」と声をかけると、猫が「何で?いつの間に?」という顔を見せるほどの忍び足の達人。曰く「戦国時代に生まれていれば、当代随一のくノ一になれたのに〜」とのことですが、現代ならば探偵などの職業に行かせる能力かもしれません。

一方「私も500年前、いや石器時代に生まれていたらよかった口ですよ〜」という草加さんは、優れた耐寒能力を持っていて「耳が痛くなるような厳寒状態でもそれなりに厚着して5分歩けば汗がでてきて体がほかほか」になるのだとか。

●実用性は高い?頼りになる能力

レスの中で目立ったのが、気象学の知識がなくとも天気を言い当てられるという能力。「今日の天気だけでなく『来週大阪いくけど傘いるな』とか必要に応じて勘が働きます。まさに天のお告げ。世が世なら卑弥呼になれたかも(苦笑)」(天気予報さん)や、「家の中に居て、窓も開けていないのに雨が降る前にニオイがします。慌てて洗濯物を取り込んだら殆どセーフです」(でも未年さん)、「私の場合は体調がお天気に敏感に反応します。例えば右の偏頭痛がでたらその日は曇り、偏頭痛と一緒にあくびがよく出ると曇りのち雨、右肩のコリがでると晴れのち曇り、睡眠が6時間で足りたならその日は晴れなど他にもいろいろ」(野生人間さん)と、方法はさまざまのようですが、身近にそんな能力を持っている人がいたら、テレビの天気予報より頼りにしてしまいそうです。

他には、こんな能力の持ち主からコメントが寄せられていました。

・「私はカップめん用のお湯をやかんで沸かす時に、必要な量とぴったりたがわずに目分量でやかんで沸かすことができます」(ラーメンマンさん)

・「利き牛乳が出来ます! 牛乳好きでかなりの銘柄をこれまで飲んで来ました。多分50種くらいは余裕でわかると思います」(ゆきちさん)

・「クローバーの茂みを見ただけで四つ葉の生えている場所が分かります。四つ葉だけじゃなく五つ葉、六つ葉、七つ葉くらいまで取り放題です」(まじかさん)

・「レコード屋にて『この棚に宝が眠っている!』のがわかるのです」(いやはや南友さん)

・「私の無駄な才能は『発掘』です。小説・漫画問わず『この人売れる〜』と思う人は当たります」(ふりゅんさん)

・「定規の目盛を使わずに、ぴったり1cmの長さの線が書けます」(よ子さん)

・「中国訛りの日本語・英語両方喋ることが出来る」(kijuさん)

・「耳の穴に手を吸い付けて離すことで『キュッキュッ』とかなり大きな音を立てることができます」(しゃとんさん)

日常生活で役に立ちそうなものから、活用の場がないかもしれないユニークなものまで、さまざまな能力を持つ人がいるようです。こうした能力について、ゆめさんはアメリカのアクションホラー映画『プラネット・テラー』の中で、ヒロインが得意とするブリッジのポーズ(無駄な才能)が銃弾から身を守ることとなったシーンを挙げ「無駄な才能も役に立つことがある」とコメント。今は出番がなくとも、何かの機会に本領を発揮するかもしれませんから、自分だけの能力は大事にあたためておきたいものです。さて、皆さんが持て余している能力には、どんなものがあるでしょうか。(熊)

他人に話すまでもない自慢話


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