上司に認めてもらい自分の意見を通すための3つの方法

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2012年09月21日 17:40  新刊JP

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上司に認めてもらい自分の意見を通すための3つの方法
頑張っているのになかなか上司や先輩から認められない。新たな企画や考えを思いついても、自分の話を聞いてもらえない。そんな具合に、職場での立ちふるまい方に悩んでいる若手ビジネスパーソンも多いはずです。

 そんなとき、さりげなく自分の頑張りや成果をアピールして、上司や先輩に認めてもらうにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、『なぜか「目にとまる人」になる100のルール』(福田稔/著、日本実業出版社/刊)から、自分の意見や考えを認めさせるための3つの方法を紹介します。

■不満は「愚痴」ではなく「提案」で解決する
 職場への不満はなかなかその場では言えませんから、同僚や友人と飲みに行った先で愚痴として吐き出している人も多いでしょう。しかし、愚痴を言ってもその職場の状況は変わりません。その時はストレス解消しても、また同じ不満を抱えてしまいます。
 そこで福田さんは、疑問や不満は職場で「提案」にして解決することを勧めています。また、その際に自分で解決策を考え、提案しましょう。もし、その提案が職場内で支持を得たら、がぜん仕事へのモチベーションが高まるはずです。
 ただし、提案するにしても、そのタイミングが重要。最初に浮かんだ疑問や不満が単なる誤解である可能性もありますから、そのまま数カ月後まで寝かしておいて、もしそれでも「これはやっぱりおかしい」と思えたら、提案してみると良いでしょう。

■提案するときは案を三つ出せ
 福田さんは、提案するときは三つ、案を用意すべきだといいます。
 例えば一つしか案がなかった場合、相手は「これしかないからこれにしましょう」と意見を押しつけられたような気分になります。また、その答えも「やる」か「やらない」かのいずれか。上司や先輩にとっては「選んだ」という感覚が持ちにくいはずです。
 一方、二つですと、その二つの案を比較して「どちらか」の議論になりますから、提案が通る可能性があります。ただ、「もっと他にもあるのでは」と思われてしまうこともあるでしょう。
 そこで案を三つ出すのです。「どれが最も優れているか」という点に議論が集中しやすくなるため、その中に最も良い案がそのまま採用されやすいのです。

■まずは上司を認めることからがスタート
 上司や先輩から認めて欲しいと思っている反面、実は自分が上司や先輩を心のどこかでバカにしていたりしませんか? しかし、そう思っている以上、上司や先輩はあなたのことを認めてくれはしません。
 なぜなら、彼らも自分のことを認めて欲しいと思っているからです。「課長のおかげで頑張れました」「先輩の励ましがあったからです」など、自分が相手を慕っているという姿勢を見せることが大事です。まずは自分が上司の承認欲求を満たす存在だと自覚し、行動してみてはいかがでしょうか。

 仕事はチームプレーですから、認めてもらえないからといって先輩や上司と仲たがいしてもマイナスに向かうだけです。自分の意見を通せるようにひと手間でも二手間でもかけて上司から一目置かれる存在になれば、自分もチームも良い仕事ができるようになるはず。
 『なぜか「目にとまる人」になる100のルール』では、周囲から一目置かれる人になるための習慣や行動が100のメソッドを通して紹介されています。ただ、その一つ一つは意外とシンプルで、仕事の基本ともいえるもの。だからこそ、気をつけて仕事に取り組みたいものです。
(新刊JP編集部)

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