大学時代に資格を取るなら、どんな資格? いくらかかる?

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2012年12月07日 20:18  mixiニュース

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近年、若者の就職難が話題となり、それに伴い資格人気も急上昇しているが、大学時代に資格を取るならどういった資格が人気なのだろうか。学生の就活事情に詳しい城西国際大学の神余崇子准教授は次のように話す。

「就職活動がネットエントリーになり、企業は多数の学生を振り分ける必要があることから、学生の登録内容がより重要になってきています。大学時代に資格を取るなら、目指す仕事と関連性の高い資格を取得すれば、就職活動のアピールにもなります」。

では、どのような仕事にどのような資格が関連しているのだろうか。

例えば、将来『金融業界』を目指すならファイナンシャル・プランナー(FP)や証券外務員、『不動産業界』なら宅地建物取引主任者(宅建)、『IT業界』ならマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)や基本情報技術者試験、ITパスポート試験などがお勧め。そして、学生全般にお勧めなのがTOEIC(R)や簿記検定試験。これからの時代、英語力は必須。また、お金の流れを勉強する簿記は、この先どんな企業に勤めたとしても役立つ知識となるはず。

資格と仕事.net(リクルート)によると、「人事・採用担当者が未経験でも採用しやすい資格ランキング」トップ3は、1位 TOEIC(R)、2位 簿記検定試験、3位 MOSとなっている。

ただ、ここで注意したいのが「資格を取る=就職に有利」という考え方だ。

金融系人事担当者は「資格は、その有無よりも『この人は頑張れる人なのだな』という評価のひとつにすぎません」と話す。また、神余准教授も「採用側は、どれだけ仕事に対する気持ちが強いのかという、資格を取るまでの努力と熱意をみているのだと思います」と話す。

どの資格を取るかを検討する際、金銭面と取得時間も気にしたい。
公認会計士や税理士など難易度の高い資格の場合、特にお金と時間がかかる。学校に通えば、公認会計士なら70万円前後、税理士でも60〜70万円ものお金がかかり、期間も最低2年程度は必要。就職活動を考えると、1年生からある程度準備を進めることが必要だろう。その他、宅建ならば半年で20万円前後、FP2級・3級ダブル合格を目指すなら半年で15万円前後は必要。また、TOEIC(R)ならば2ヵ月3万円台から、簿記2級ならば4ヵ月で6万円前後が必要となる。

もし安く取得したいなら、通信講座がお勧め。FP2級や簿記2級は5万円程度から、宅建や証券外務員、基本情報技術者試験は3万円程度から、MOSやTOEIC(R)は2万円程度から、ITパスポート試験は1万円程度から受講できる。学校によっては、大学の生協で申し込むと割引になる場合もあるので、上手に利用したい。

【記事:リクルート進学ネット】



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