産業能率大学では、ソチ五輪で行われた競技種目について、「子どもにさせたい競技」などをたずねる調査を実施し、その結果を発表した。調査対象は20代〜60代までの男女合計1000名。
まず、「男の子にさせたい競技」として第1位にあげられたのは「スノーボード」で19.4%、そして「フィギュアスケート」(11.6%)、「アルペン(スキー)」(7.7%)、「スピードスケート」(6.5%)、「ノルディック複合」(5.8%)が続いた。
また、「女の子にさせたい競技」では、「フィギュアスケート」が28.5%でその他の競技を引き離して最も多く、続いて「カーリング」(9.3%)、「スノーボード」(8.6%)、「フリースタイル(スキー)」(6.6%)、「アルペン(スキー)」(4.6%)があげられた。
男女とも比較的、五輪でも代表選手が活躍した競技が人気であったものの、一方で男子の葛西紀明選手が五輪で個人銀メダルを、また女子では五輪でメダル獲得はならなかったものの先ごろW杯個人総合優勝連覇を決めた高梨沙羅選手が活躍した「スキージャンプ」競技については、男子が4.5%で第7位、女子が4.0%で第6位と、「子どもにさせたい競技」としてはふるわなかったようだ。
男の子で第1位、女の子で第3位に「スノーボード」が入った結果について、同大学では、「平野歩夢選手や平岡卓選手などの若い選手の活躍もあり、“親世代”への関心も高まっているのではないか」とコメントしている。