新入社員の意識の経年変化、「子どもが産まれても仕事を続けたい」女性は増加の一方で、「育児休暇を取得したい」男性は増えないまま

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2014年04月22日 16:11  MAMApicks

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日本能率協会では、新入社員を対象に、会社や社会に対してどのような意識や価値観を持っているかの調査を毎年実施しているが、このたび2014年度の新入社員を対象に同調査を実施、その結果を発表した。回答した新入社員総数は1,039人(うち女性305人)。


そのうち「あなたは、将来子どもが産まれた場合、仕事を続けたいと思いますか」という質問は経年変化でその結果を公開しており、「ぜひ続けたい」と回答した【女性】は、8年前の2006年度は24.6%であったのが、今回の2014年度では38.0%に増加、一方で「育児に専念したい」と回答した女性は、2006年度の16.3%から2014年度は4.6%と減少していることが明らかになった。なお、どちらの年ももっとも多い回答は「続けられる環境が揃えば、続けたい」で、いずれも過半数を占めた。

一方で、「共働きで育児をする場合、あなた自身が育児休暇を取得することをどう思いますか」という質問について、「ぜひ取得して育児をしたい」と回答した【男性】は、経年比較ができる7年前の2007年度(28.9%)から今回の2014年度(28.4%)まで一貫して3割前後を推移、「自分は育児休暇は取得したくない」と回答した男性も、2007年度(14.8%)から2014年度(15.3%)まで毎年15%前後で変わりなく、経年変化が見られなかった。

これから結婚・出産・育児を迎えるであろう20代社会人の男女間の意識差が浮き彫りになったが、この結果について同会では、「人口減少に伴う労働力不足を解消するためにも女性の活躍が叫ばれているが、保育施設の拡充や企業の支援策といった環境整備がよりいっそう求められるとともに、男性側の意識転換を促す取り組みも欠かせない」とコメントしている。

2014年度 新入社員「会社や社会に対する意識調査」結果(一般社団法人日本能率協会)
http://www.jma.or.jp/news/release_detail.html?id=255


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