カレーパンマンの凋落に同情の声が!? ネットで話題となった有名作品の"ひねった"見方

123

2014年05月12日 18:10  おたぽる

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

おたぽる

ブログ「不倒城」より。

――2014年4月中、「はてなブックマーク」の「アニメとゲーム」カテゴリより、注目を集めた記事をピックアップ!! はてブの"中の人"が解説します!



■「はてなブックマーク」とは?
ソーシャルブックマークサービスの最大手。ネットで話題となっているWebページや、他のユーザーが興味を持つ話題をチェックできる。気になる情報をTwitterやFacebookでも共有可能。iPhone/iPadアプリ、Androidアプリがある。
http://b.hatena.ne.jp/



【2014年4月「アニメとゲーム」カテゴリ・ランキング】
http://b.hatena.ne.jp/ranking/monthly/201404/game



 4月のランキングには、アニメーター・室井康雄さんによる絵が上達する方法の紹介やゲームアプリ『新宿ダンジョン』の制作秘話、同人誌の表紙を作る工程の説明など、作り手側の視点の記事が多くランクインしました。しかし、ほかにも注目された"ちょっとひねった視点"から書かれた記事をピックアップして紹介します。ミステリー好きならではの観点で選んだおすすめ本、『パトレイバー』シリーズをずっと見てきた映画ブロガーによる解説、アニメキャラの勢力変化と、それぞれに「なるほど!」と言いたくなります。



■『アンパンマン』でもアイドル並の人気競争勃発!?



記事タイトル:カレーパンマンと食パンマンが、いつの間にか完全な脇役になっていた件について: 不倒城
記事URL:http://mubou.seesaa.net/article/395082175.html
エントリーページURL:http://b.hatena.ne.jp/entry/191596386
タグ:アニメ、ネタ、読み物
ブックマーク数:337 users



 アニメ『それいけ!アンパンマン』の登場キャラクターの力関係に変化? 書店の『アンパンマン』コーナーやアニメそのもので、シリーズ開始当初から登場しているメインキャラクターのはずの「カレーパンマン」「しょくぱんまん」の影が薄くなっているとするブログが話題となりました。アニメの200回記念(1992年9月)で登場したというメロンパンナ、さらに6年後の1998年4月に初登場したクリームパンダの登場頻度が増え、「特にカレーパンマンの凋落がひどい」とブログ主さんは綴っています。登場回が少なくなってしまったカレーパンマンの現状を受け、「アンパンマン界の人材豊富、人気ヒットチャートの推移に涙が止まらない」と悲嘆に暮れていました。



【キーワード解説】
・それいけ!アンパンマン
 1988年10月放送開始の長寿アニメ番組。原作者のやなせたかしさんは2013年10月に死去したが、アニメ制作は継続されている。2009年には最もキャラクターが多いアニメ(計1768点)としてギネス世界記録に認定された。



・カレーパンマン
 主役のアンパンマン、メインキャラであるジャムおじさんやバタコさんと並び、放送開始当初から登場するキャラクター。アンパンマン公式サイトでは「ちょっと きが みじかくて おこりっぽいところも あるけれど、たよりに なる アンパンマンの なかま。」と紹介されている。



【コメント】
・レギュラー放送では、ここ15年ほどは、そんな感じだと思う。ターゲットを乳幼児向けにするように舵を切った。
・メロンパンナちゃんの「メロメロパ〜ンチ」という必殺技のインパクトの勝利だと思っている。
・そんなことを言ったら、アンパンマン初期の名脇役としてスピンオフ短編もあったくらいのおむすびマンの存在はどうなるんだと問いたい。
・さらに最近ではコキンちゃんというドキンちゃんの妹が登場してて脇枠争奪が加熱している模様。
・98年に登場したキャラクターがぽっと出扱いされるアンパンマンの歴史の深さがハンパない。



※※※※※※※※※



■時代を逆手に取る『パトレイバー』の魅力



記事タイトル:パトレイバーのサポート切れ - 破壊屋ブログ
記事URL:http://hakaiya.hateblo.jp/entry/2014/04/09/084927
エントリーページURL:http://b.hatena.ne.jp/entry/189982266
タグ:漫画、ロボット、映画
ブックマーク数:441 users



『機動警察パトレイバー』シリーズの初めての実写版『THE NEXT GENERATION パトレイバー』が、全13話のドラマと1本の長編映画で完全新作として上映となっています。シリーズのマンガ版、アニメ版などの第1話の舞台は、1998年。この時登場したパトレイバー「98式イングラム」は、実写版の舞台である2013年でも使われます。シリーズの当初から最新作までの「98式イングラム」について、映画ブロガーの破壊屋さんが解説。スマホのようなサイクルで登場する次世代機と時代遅れになっていく「98式イングラム」を経て、破壊屋さんは実写版について「WindowsXPよりも長く活躍するAV98式イングラム」と表現しています。



【キーワード解説】
・THE NEXT GENERATION パトレイバー
 パトレイバーシリーズとしては約12年ぶりの作品で、初の実写。総監督は押井守さん、主演は真野恵里菜さん。真野さん演じる「泉野明」は初代の「いずみ のあ」と同じ字だが「いずみの あきら」と読むと、真野さんは自身のツイッターで説明した。



・破壊屋
 映画系サイト「破壊屋」を運営する映画ブロガー。日本映画を中心にユニークな切り口で紹介する記事のほか、毎年「この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞」を実施。2013年版の第1位は『ハダカの美奈子』だった。



【コメント】
・シバ氏のセリフで「二足歩行にこだわりすぎた結果技術的に出遅れた」云々とあるので織り込み済。
・そういう小さなリアリティの積み重ねが大きな嘘の支えになるんだよなあ。
・劇場版を見直したくなった。
・マンガ読んでてまずリアルだと思ったのが"イングラムの乗り心地最悪"って設定とパイロットの選定条件が"それに耐えられる人"だってとこ。
・時事ネタと絡めて実写版も含めて観たくなるように仕向ける策略(だいぶ効いてしまった)。



※※※※※※※※※



■小説版『金田一少年』にミステリファンも太鼓判!



記事タイトル:たまらなく面白い!オススメなミステリを5つほど - maze713's blog
記事URL:http://maze713.hatenablog.com/entry/2014/04/11/093732
エントリーページURL:http://b.hatena.ne.jp/entry/190289594
タグ:本、ミステリー、まとめ
ブックマーク数:632 users



 ミステリー小説を1000冊ほど読んだという人が、おすすめのミステリーを5冊ピックアップして紹介しました。最初に挙げられたのは『だれもがポオを愛していた』(平石貴樹・著)。推理小説で真相解明直前に登場することがある「読者への挑戦」が含まれているそう。残念ながら本作の出版社である東京創元社(初出時:集英社)のサイトでは「在庫なし」となっており、「復刊ドットコム」では復刊リクエストの投票を受け付けています。ほかには、エラリー・クイーンの『神の灯』や、マンガ『金田一少年の事件簿』のスピンオフ小説である、天樹征丸の『電脳山荘殺人事件』の名前などが挙がっています。また、この次の日の記事ではさらに2つの作品を挙げ、好き嫌いが分かれそうなジャンルについては割愛したと説明。ミステリーは読んだうちの「3割当たれば上等」だそうで、たくさんあってなかなか厳しい世界ですね......。



【キーワード解説】
・ミステリー小説
 ミステリ、推理小説とも呼ばれる。もともとは「謎」を意味する言葉が「ミステリー」。殺人や誘拐などの事件を解決したり犯人を特定したりする内容のほか、トリックなどの謎解き、SF、サスペンスなども含む。



・東京創元社
 翻訳推理小説、翻訳SF小説を多く手掛け、「創元SF文庫」「創元推理文庫」などを刊行。2014年に創立60周年を迎えた。ミステリー専門文芸誌「ミステリーズ!」、Webマガジン「Webミステリーズ!」もある。



【コメント】
・おお『電脳山荘』! 心ニクいチョイスですなあ。
・金田一少年はトリックも凄いが犯人がどうしてそうなったのかの背景描写が泣きたくなるほど素晴らしいんだよね......。
・よく聞くやつじゃなかったので嬉しい! 参考にします。
・未読ばかりで気になる。
・ミステリ1000冊越えの中からの推薦だけあって興味をそそられる。逆に糞ミステリも晒して欲しい。



(文/万井綾子[はてな])
※この記事で紹介しているデータは2013年5月10日時点のもので、最新でない可能性があります。



このニュースに関するつぶやき

  • みんな言ってるけど、なんてったって必殺技が口からカレーでっせ…(´ω`)?カレーパンマン好きだけどさ。
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(62件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定