「子どもの世話をするのは母親でなければならない?」若者意識調査の国際比較に大きな差

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2014年06月11日 17:21  MAMApicks

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内閣府は、平成25年度に実施した「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」の結果を発表した。調査対象国は日本のほか、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの計7ヵ国。同調査は13歳〜29歳までの男女を対象にしたWEB調査で、各国1,000件前後の回答が得られた。

調査では「男女の役割観」についてきいており、「男は外で働き、女は家庭を守るべきだ」という質問に、日本の若者は<賛成する>が22.3%、<反対する>が38.7%と回答した。

7ヵ国の比較では、<賛成する>の割合はアメリカ(26.9%)、イギリス(25.5%)が日本よりも多かったが、その一方で<反対する>もアメリカ(59.6%)、イギリス(61.3%)と高い割合を占めた。

なお、日本の「反対する」の割合(38.7%)は7ヵ国の比較では最低で、「反対する」割合はスウェーデン(87.6%)、フランス(84.2%)、韓国(80.4%)の順で高かった。


そして、「子どもが小さいときは、子どもの世話をするのは母親でなければならない」という質問には、各国で大きな意識の開きがあった。
この質問に日本の若者は、<賛成する>が25.4%、<反対する>が40.2%と反対派が多かったが、アメリカでは<賛成する>(60.0%)、<反対する>(25.2%)と賛成派が反対派の倍以上を占め、ドイツやイギリスもほぼ同じような傾向であった。一方特徴的だったのはフランスで、<賛成する>が23.0%、<反対する>が70.7%という結果であった。

そのほか、「家庭や子育てと仕事を両立できる企業が少ない」という質問では、<そう思う>(「どちらかといえばそう思う」を含む)割合がもっとも高かったのは韓国で83.0%、次いでドイツの70.0%、日本は68.2%で3番目に高かった。スウェーデンがもっとも低く、7ヵ国で唯一の半数以下、45.0%であった。

同調査では、このほか各国の結婚観や親子関係、家庭生活の満足度などについても調べており、興味深い内容となっている。

平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h25/pdf_index.html


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