さがみロボット産業特区から、麻痺した手指の屈伸を補助する商品が登場

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2014年06月13日 20:31  マイナビニュース

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神奈川県は、重点プロジェクトとして支援している「パワーアシストハンド」のうち、簡単なスイッチ操作で麻痺した手の曲げ伸ばしをサポートするタイプを商品化第1号として発売した。希望小売価格は298,000円(税別)。


同県では、生活支援ロボットの実用化・普及を通じた地域の安全・安心の実現を目指す、「さがみロボット産業特区」に取り組んでいる。今回発売した商品は、この取り組みにおける生活支援ロボットの開発案件のうち、早期の実用化が期待できるものや生活に大きなインパクトを与えるものなど指定して支援する「重点プロジェクト」の1つ。脳血管疾患により手や指が麻痺や拘縮(こうしゅく)してしまった人の生活の質を向上させるため、神奈川工科大学の山本圭治郎工学博士の研究成果を県央地区の中小企業者のグループが製品化した。


使い方は、麻痺している手の甲側にベローズ(蛇腹)の付いたグローブを装着。もう片方の手でスイッチを押したり離したりすることで、グローブを装着した手が握ったり開いたりする。空気圧を利用して手を握ったり開いたりする動作をサポートするため、他動的に手指を屈伸させる反復運動を行える補助器になると期待されているという。


同県では引き続き開発を進め、平成28年度を目途に健常な片手の動きをセンサーで読み取り、麻痺している手に動きを伝えて同じように動かすロボットを商品化する予定とのこと。詳細は、同県公式ホームページ(を参照のこと。



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