鹿児島で『宇宙戦艦ヤマト2199』を科学的に楽しむ「大マゼランへの旅」開催

10月11日からアニメーション作品『追憶の航海』のイベント上映、そして12月6日から完全新作映画『星巡る方舟』の公開を控える『宇宙戦艦ヤマト2199』を通じて、科学と宇宙への興味を推進させる企画展「宇宙戦艦ヤマト2199～大マゼランへの旅」が、7月19日より鹿児島県・せんだい宇宙館で開催される。

40周年を迎えるTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした『宇宙戦艦ヤマト2199』だが、リメイクする際には鹿児島大学理学部の半田利弘教授へ科学考証を依頼し、最新の学説に基づいて大マゼラン銀河までの距離が14万8千光年から16万8千光年に変更されたという。本企画展は、前述の半田利弘教授が全面監修を行い、作品の世界を形作る"宇宙"との関連性を、子供から大人まで興味を持って楽しめる内容になっている。

『宇宙戦艦ヤマト2199』の各シーンが近年の天文学の成果を踏まえて作られており、臨場感のある宇宙描写に注目してほしいと語る半田教授は、「現代科学が明らかにしている宇宙の実際の姿はアニメのシーンとはやはり少しは異なったところがあります。今回、関係者のご協力により、その違いを伝える企画展を開催することになりました」と本企画展のコンセプトを説明。そして「どこまでが本物と同じで、どこからが想像なのか、それを知ることで、科学探究の現在の限界やそれを補う空想力のすごさも知ることができるでしょう」と、本企画展の楽しみ方を指南している。

『宇宙戦艦ヤマト2199』の科学を題材にした企画展は全国初。開催期間は7月19日～9月15日まで。なお「宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会」では、今後も同様の科学展示の展開を全国で予定しているという。

■「宇宙戦艦ヤマト2199～大マゼランへの旅～」概要
開催期間:7月19日(土)～9月15日(月・祝)
開催場所:鹿児島県・せんだい宇宙館
開館時間:10：00～21：00(入館は20：30まで)
休館日:毎週月曜日(変更される場合もあり)
入館料:大人500円、小・中学生300円(未就学児は無料)