海岸で発見された“謎の生物”、豪州の専門家も何かわからず首ひねる。

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2014年08月27日 13:25  ナリナリドットコム

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先日、豪州の女性が海岸を散歩中に、見慣れぬ生物らしき赤い物体を見つけ、正体を知りたいとTwitterに写真を投稿した。その写真は専門家にも届いたが、現在までに正体を答えられる人は現れず、地元メディアが紹介したことをきっかけに、欧米などでも“謎の生物”が注目を集めているようだ。

豪紙サンシャインコースト・デイリーや英紙デイリー・メールなどによると、この赤い生物を見つけたのは、豪東部クイーンズランド州サンシャインコーストに住む、デビー・ヒッグスさんという女性。8月24日朝、日課にしている散歩でマジンバビーチと呼ばれる地元の海岸を歩いていた彼女は、砂浜に赤い「見知らぬ塊」を見つけたそうだ。最初は「ナメクジのように見えた」と彼女が話すその生物には、存在に気付いた他の人たちもカメラを向けるなどして、一様に驚いた様子を見せていたという。

大きさは、約25センチ。毎日海岸を歩くヒッグスさんが「いままで見たことがない」その生物は、外側にひれのようなものがついていて、「クラゲのようなスポンジ状」の体をしているという。興味を持った彼女が体を突いてみると、反応して「少しもがくように」動いたそうだが、足のようなものが出てくるわけでもなく、まずは「カメではない」と判断。その後、他の人と同じくその場を一旦立ち去ったというが、Twitterに写真を公開したところ多くの反応が寄せられて、自分もさらに気になってしまったため再び海岸へ出向き、すでに動かなくなっていた生物を引き取ったそうだ。

いったい、赤い生物の正体は何なのか。彼女のもとには写真を見たユーザーたちから、クジラの胎盤やアニメのキャラクターなど実にさまざまな見解が寄せられているというが、その中で彼女が有力だと思っているのが、謎の生物は「スパニッシュ・ダンサー・スラグス」だという意見。この生き物は、インド洋周辺の暖かい海に生息しているというウミウシの一種で、自分が見つけたものと同じく赤い体やひれといった特徴が似ているとして、「最も近い生物だと推測している」と彼女は話している。

ただ、より明確な答えを知りたいと考えたヒッグスさんは、地元のサンシャインコースト・デイリー紙にも連絡。同紙は、謎の生物の正体を探ろうと早速専門家への取材を行ったとしているが、見解を求められたクイーンズランド博物館の専門家は、「頭をちょっと掻いて」答えに窮する様子を見せていたそうだ。写真を見る限りでは「ナマコのようにも見える」とした専門家も、正体を突き止めるには詳細な調査をしてみなければ「答えるのは難しい」と話したという。

そんな状況も手伝ってか、ヒッグスさんが見つけた謎の生物は、豪州を越えて欧米メディアでも注目の存在になっている様子。謎の生物がインターネットを通じてさらに多くの人に見られた今、正体を知る答えがあっさり見つかるのか、それともなかなか正体が掴めず、改めて人間がまだまだ知らない地球の奥深さを痛感させられるのか、その答えを知る意味でも、今後の展開が気になるところだ。


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元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20140827646.html



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