リーガ・エスパニョーラ第3節が13日に行われ、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードによる“マドリード・ダービー”が開催された。
昨シーズン、リーグ戦を制したアトレティコに対し、2位で終わったレアル。一方でチャンピオンズリーグでは決勝でアトレティコを倒し、10度目のCL制覇を達成。今シーズンはすでにスーペルコパで2回対戦し、アトレティコが1勝1分で今季初タイトルを手にしている。
試合は序盤、ホームのレアルがボールを保持するが10分、アトレティコが右CKを得ると、コケの送ったボールにニアサイドでティアゴ・メンデスが頭で合わせてネットを揺らし、先制点を得る。
23分、先制されたレアルはゴール正面やや右の位置でクリスティアーノ・ロナウドが倒されてFKを獲得。ギャレス・ベイルが直接狙ったボールは壁に当たりながら上を越え、ゴールに向かったが、GKミゲル・アンヘル・モジャが好反応を見せ、弾き出した。
しかし直後の26分、レアルはC・ロナウドがペナルティエリア内右でドリブルを仕掛けると、対応したギジェルメ・シケイラに倒されてPKを獲得。今度はC・ロナウドが自身でしっかりと決め、同点とする。
押し込むレアルは39分にも大きな展開から右サイドでボールを受けたC・ロナウドが中央へクロス。ベンゼマが高いジャンプからヘディングシュートを叩きつけたが、GKモジャが好セーブで防ぐ。前半は同点で折り返すが、レアルが圧倒的に攻め込む時間が多いまま終える。
後半に入り、やや小康状態となるとアトレティコが60分、先に動く。ガビを下げ、アルダ・トゥランが投入される。直後にはラウール・ヒメネスに代え、アントワーヌ・グリエスマンが入ると、レアルもベンゼマが下がって、ハビエル・エルナンデスがピッチへ。72分にはベイルと交代でイスコが投入された。
直後、アトレティコはペナルティエリア内左でボールを受けたアルダが中央に切り返して右足を振り抜いたが、シュートはわずかに枠の右へ外れた。
迎えた76分、アトレティコはスローインからグリエスマンのスルーパスに右サイドを抜けたフアンフランがグラウンダーのクロス。ニアサイドのラウール・ガルシアがスルーすると背後にいたアルダが右足でゴール左へ流し込み、勝ち越しに成功する。
レアルは失点直後、アルバロ・アルベロアに代えてラファエル・ヴァラン、アトレティコもマリオ・マンジュキッチを下げ、マリオ・スアレスが投入され、交代カードを使い切る。レアルは終盤、猛攻を仕掛けるも、アトレティコは持ち前の堅守を見せ、2−1で逃げ切った。
リーグ戦2連敗となったレアルは16日にチャンピオンズリーグ・グループリーグ初戦で、日本代表FW柿谷曜一朗所属のバーゼルとホームで対戦。一方、リーグ戦2連勝となったアトレティコは同日、CL初戦でオリンピアコスとアウェーで対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 1−2 アトレティコ・マドリード
【得点者】
0−1 10分 ティアゴ・メンデス(アトレティコ・マドリード)
1−1 26分 クリスティアーノ・ロナウド(PK)(レアル・マドリード)
1−2 76分 アルダ・トゥラン(アトレティコ・マドリード)