攻撃陣揃い踏みのレアルが5ゴール…柿谷途中出場のバーゼル撃破

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2014年09月17日 05:40  サッカーキング

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得点を喜ぶC・ロナウド(右)ら [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ・グループステージ第1節が16日に行われ、グループBでは前回王者のレアル・マドリードと日本代表FW柿谷曜一朗のバーゼルが対戦。チャンピオンズリーグ初参戦の柿谷はベンチスタートだった。

 ホームのレアル・マドリードは、GKにイケル・カシージャスが入り、最終ラインは右からナチョ・フェルナンデス、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ。中盤にはトニ・クロースとルカ・モドリッチ、ハメス・ロドリゲスが並び、前線はクリスティアーノ・ロナウドとギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマが務めた。一方のバーゼルは、[3−6−1]の布陣。ワルテル・サムエルが最終ラインの中央を務め、1トップにはマルコ・シュトレラーが入った。

 試合は立ち上がりから、レアル・マドリードがボールをポゼッションし、バーゼルがカウンターを狙う展開で推移。レアル・マドリードは両サイドのナチョとマルセロが非常に高い位置を取り、中盤に枚数をかけるバーゼルを攻略すべく攻撃を仕掛ける。当初はクロスボールの精度を欠いたが、先制点は14分に記録された。ナチョがペナルティーエリア右外のハメス・ロドリゲスへ縦パスをつけると、ヒールでの落としを受けて敵陣深くへ進入。低くて速いクロスを蹴り込むと、ブロックを試みたバーゼルのマレク・スヒーに当たってコースが変わったボールがゴールへ吸い込まれた。

 1点リードに成功したレアル・マドリードは、以降も攻勢をかける。26分には、モドリッチがペナルティーエリアの外から強烈な右足ミドルシュート。枠を捉えた無回転のボールは、GKトマーシュ・ヴァツリークが弾き出した。直後の27分には、クロースの左CKにニアサイドのペペが反応してヘディングシュートを放ったものの、GKヴァツリークが好守を見せ、得点は決まらなかった。

 レアル・マドリードが攻勢を強める中、2点目は30分に生まれた。センターサークル前でボールを持ったモドリッチが右足アウトサイドで浮き球のパスを出すと、ペナルティーエリア左側のスペースを突いたベイルが反応。相手GKの前でボールを浮かせてかわすと、そのまま無人のゴールへ押し込んだ。さらに直後の31分には、モドリッチが右サイドへ展開すると、ファーストタッチで一気に加速したベイルが縦へ突破。中央への折り返しをクリスティアーノ・ロナウドが蹴り込み、スコアは3−0となった。

 3点差をつけてもなお、攻撃の手を緩めないレアル・マドリード。36分には、ベンゼマが右サイドへ展開し、クリスティアーノ・ロナウドが折り返す。ペナルティーエリア中央でリターンを受けたベンゼマがシュートを放つと、相手DFに当たったこぼれ球を相手GKが弾いたところにハメス・ロドリゲスが詰めて4点目を奪った。

 完全に劣勢となっていたバーゼルも、4失点目の2分後に反撃。縦パスで中央を突破すると、デルリス・ゴンザレスがペナルティーエリア手前から思い切りよく右足を振り抜く。グラウンダーの強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さり、1点を返した。前半は4−1で終了した。

 後半もレアル・マドリードが試合を支配。61分には、ドリブルでカットインしたマルセロがペナルティーエリア直前でサムエルに倒され、FKを獲得した。セルヒオ・ラモスが直接狙ったが、枠を大きく外した。

 64分、バーゼルはサムエルに代えて柿谷を投入。柿谷はチャンピオンズリーグ初出場を果たした。出場直後の65分、柿谷は左サイドでボールを持つと、ドリブルでのカットインから思いきったロングシュート。グラウンダーのボールは相手DFに当たり、GKカシージャスにキャッチされた。柿谷は1トップの下、左サイドに張り出す形でプレーした。

 レアル・マドリードは71分、スルーパスに反応したベイルがGKヴァツリークと1対1となる決定機を迎えたが、シュートは阻まれて5点目は生まれなかった。終盤に入ると、バーゼルがチャンスを作る場面が増加。76分には、2度のワンツーで簡単に中央突破を果たしたファビアン・シェアが左足でミドルシュートを放つと、GKカシージャスの手をかすめたボールは右ポストを直撃して枠の外へ外れた。

 次の1点はレアル・マドリードのものだった。79分、ベンゼマがクリスティアーノ・ロナウドとのワンツーでペナルティーエリア内に入ると、タイミングを計って左足を振り抜く。強烈なシュートが左ポストに当たってゴールへ吸い込まれ、5点目が記録された。

 柿谷は83分に左サイドでボールを持つと、ドリブルでカットイン。ペナルティーエリア左角手前に差し掛かったところでナチョに倒され、FKを獲得したものの、得点には結びつかなかった。

 試合は5−1で終了。レアル・マドリードがバーゼルに大勝し、連覇へ向けて白星スタートを切った。レアル・マドリードは10月1日の第2節で、ルドゴレツ・ラズグラド(ブルガリア)と敵地で対戦。バーゼルは、リヴァプールをホームに迎える。

【スコア】
レアル・マドリード 5−1 バーゼル

【得点者】
1−0 14分 マレク・スヒー(バーゼル、オウンゴール)
2−0 30分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
3−0 31分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
4−0 36分 ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)
4−1 38分 デルリス・ゴンザレス(バーゼル)
5−1 79分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)



このニュースに関するつぶやき

  • こういったポジティブな試合をいつまで続けられるか。相手がバーゼルだったからか。次は週末デポルティボ。この勝利をきっかけに奮起していただきたい。CL連覇、リーグ、国王杯を。
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