働く上で女性であることは「不利」54%―― 制度の整備だけではなく個々の意識変革も必要

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2014年10月03日 17:31  MAMApicks

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人材総合サービスのエン・ジャパンが運営する女性向け求人情報サイト『エン ウィメンズワーク』では、サイト利用者の女性544名を対象に、「働きやすい職場」をテーマにアンケートを実施、その結果を発表した。

まず、「働く上で、女性であることを不利に感じたことが『ある』」という回答は過半数を超える54%であった。とくに20代では48%、30代で56%、40代で58%と、年代を重ねるごとにポイントは上昇していた。


不利と感じる理由の第1位は「出産後に仕事を続けにくい」で48%、つづいて「給与・待遇に差を感じる」が44%であった。とくに「給与・待遇に差を感じる」の回答を年代別に見ると、20代だと27%であったが、30代で43%、40代では57%と、大きく差が出ていた。

そして、「女性が働きやすい職場にするために必要だと思うことは何ですか?」という質問では、第1位「職場復帰支援の充実」(58%)、第2位「育児休暇制度の充実」(57%)、第3位「短時間勤務制度の充実」(51%)が上位3つに挙げられた。

ただこちらも年代別で見ると、40代では第1位に「管理職の意識改革」(51%)があげられ、「男性社員の意識改革」(50%)、「短時間勤務制度の充実」「女性社員の意識改革」(ともに43%)とつづき、全体とは異なる傾向であった。

この点については、「出産・育児に限らず、不妊治療や介護などさまざまな事象が発生する中で、柔軟な勤務形態を受け入れる土壌が必要」「制度の整備だけではなく、個々の意識変革に注目すべき」という意見が寄せられていたという。

エン ウィメンズワーク
http://women.en-japan.com/

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