【アニメキャラの魅力】繊細で不器用、凶暴なのに友達思い!?「逢坂大河」の不安定な魅力『とらドラ!』

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2014年10月12日 11:40  キャラペディア

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(C)竹宮ゆゆこ/アスキー・メディアワークス/とらドラ!製作委員会
普通の十代の普通の日常。その中にあるドラマ、人間描写が魅力の竹宮ゆゆこの初アニメ化作品『とらドラ!』。メイン以外のキャラクターにも陽を当て、本編終了後もスピンオフ作品を多く発表していることでも知られています。そして、その『とらドラ!』のメインヒロインこそが、日本アニメ界でも指折りのツンデレっ娘、逢坂大河です。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■とにかく容姿が可愛い

 腰までのふわっふわの長く美しい髪、目力抜群の大きな目、「まるで人形のような」と誰もが形容するその容姿。そして身長143.6センチ(公称は145センチ)、体重40キロのミニマムなボディ。その無限の運動神経から作られる無駄な贅肉が少ない体型・・・。うん、つまりオッパイがないです。というか洗濯板そのものでございます。

 そんな高校二年生とはとても思えないツルペタボディと、完成された美しいフェイスのミスマッチさ、お嬢様育ちの仕立ての良いお洋服(特に冬の白いコートがよく似合う!!)に包まれたその姿は、きっとどんな人でも見惚れてしまうに違いありません。


■片思いの不器用さ、ドジっ娘ぶりが可愛い

 それだけのビジュアルを持っている大河は、当然モテます。否!「モテていました」。大橋高校入学当時はモテモテで片っ端から告白されまくっておりましたが、お嬢様中学出身で男性に免疫がなく赤面→うまくしゃべれず返事ができない→照れ隠し(もしくは発言に機嫌をそこねて)の暴力コンボで、逆に「手乗りタイガー」なる不名誉な異名をいただく始末。しかし、容姿にひかれて告白してきた男子ばかりの中、唯一大河の内面に興味を持ってくれた北村祐作に惹かれていきます。

 北村へ一生懸命アピールしたり、ラブレターを渡そうとしたりするも、北村の友人であり、本作の主人公の高須竜児のカバンに入れ間違え、更に木刀で襲撃して取り返そうという短絡思想。いざ北村と話せても「ああああああら北村くんおはよよよよよ」と赤面して挙動不審になる不器用さ・・・もう可愛すぎます!もちろん定番のドジっ娘キャラらしく、勉強・運動はパーフェクトでも家事は全くできません!


■強がるところや自省する姿が可愛い

 人づきあいと家事以外は万能な大河。もちろんプライドは天高く、自分に厳しいため「家事ができない」現状にも苛立っています。わかったような顔をされて決め付けられるのは大嫌いなので、理解しようとする人にも基本牙を剥きます。ジト目で虚勢をはる小さな姿は、なかなか懐かない小さな野生生物のようでキュートすぎます。本当は家族に愛されたいのに、継母や実父ともめた際には、売り言葉に買い言葉で家を出ることになってしまうなど、まさにハリネズミのジレンマ!

 「自分が望む物(家族や恋人、友人)は壊れていく」というトラウマ(ジンクス)があり、大切な人を守るために距離を置いたり、悪態をついたりしてしまい、ひとりで傷つく不器用な優しさがもどかしくも可愛らしいのです。表面的には破天荒で自己中心的に見える大河の、本来は繊細で思いやりのある性質が随所に垣間見え、トレードマークの白いコートのように真っ白な純粋さも感じます。次第に想い人であった北村よりも相談相手であった竜児に惹かれてしまう大河ですが、その気持ちのブレを自ら認められないのも、プライドの高い大河のもどかしくも可愛い点だと思います。

 恋の甘い柔らかな良い面ばかりではなく、「想い」は時には自分勝手になってしまうところなど、リアルに描かれた良作でした。是非スピンオフ作品でも大河と竜児の「その後」を知りたいですね!


逢坂大河(とらドラ!)の画像や関連記事はこちら


★記者:藤原ゆうこ(キャラペディア公式ライター)

(C)竹宮ゆゆこ/アスキー・メディアワークス/とらドラ!製作委員会

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