【アニメキャラの魅力】ルパン追いかけ地の果てまでも!ルパン専任捜査官「銭形幸一」の魅力とは!?『ルパン三世』

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2014年11月15日 13:10  キャラペディア

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(C)モンキー・パンチ/TMS・NTVM
人生の目標はルパン逮捕。座右の銘はルパン逮捕。仕事熱心クソ真面目、正義感と責任感の塊。ルパンが出れば地の果てまでも追いかける、ルパン三世最強にして生涯のライバル。それが銭形のとっつぁんこと、ICPOルパン専任捜査官「銭形幸一」です。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■ルパン一味に立ち向かう超人的警察官

 物語を盛り上げるには不可欠なライバルキャラとして登場する銭形警部。サブキャラやモブ警官が全く歯が立たないルパン一味に、ほぼ単身で立ち向かいます。

 爆撃機に空爆されようが、乗ってるパトカーのパーツが取れようが、執念で追いかけ続けるその姿。ギャグ補正と言ってしまえばそれまでなのですが、いつかはやられるぽっと出の敵キャラクター以外で、唯一彼等に対抗し得る存在です。実はルパン一味の一人一人と比較した場合、彼等の能力を大きく上回るのではないかと思わせるシーンもあり、やっぱりルパン達と戦えるのは警部だけなのだと思わずにはいられません。

■不正は絶対許さない。もはや『正義』そのもの

 ルパンを捕らえる為ならば他はどうなってもいい・・・などと言う事は無く、きちんと警察官としての仕事を全うしています。時にはルパンよりも隠れた巨悪を暴く事を優先する事も。

 かの有名なカリオストロでの偽札製造のみならず、様々な組織的犯罪や悪事、時には身内の不正を暴いたりもします。結局それによって出世コースから外れてしまったそうですが、例え自分の社会的地位を犠牲にしてでも正義を貫くその姿は刑事の鑑です。ルパンが絡むと、法を犯すような無茶をやらかしたりもしますが、そこは責任感と正義感から来るものだと思っていただきたい。

■一粒で二度美味しい?原作とアニメの落差

 アニメでは最も強いギャグ補正を持つキャラクターとして、不死身とも言える頑強さと往々にして酷い目に遭う銭形警部。しかしこれは原作者が望んだ事ではなく、実は最も不満を持っている部分だそうです。

 では原作ではどうなのかと言えば、ギャグ描写の無いクールで優秀なキレ者。奇妙な友情めいたライバル心など無く、ルパンを心の底から憎み、手段を選ばぬ冷酷無比な敵として描かれています。全く違う二つの「銭形幸一」。一人で二度美味しいお得なキャラクターとなっております。

 個人的には前者の方が好きだったりしますけどね。やはりああいうキャラクターは必要ですし、ただの敵ではなく“ライバル関係”という設定では、やはりアニメ版の方が適当だと思います。

■組織内の評価は今ひとつ。しかし・・・

 ルパン専任捜査官でありながら、未だルパンを捕らえる事ができない(正確には捕らえてはいるが逃げられている)銭形警部の評価は、上層部でもあまり芳しくない模様。しかし彼の場合、それは適正な評価とは言えないのです。ルパン達の総合力が高すぎるのが問題なのであって、一味相手に警部は本当によくやっています。一度捜査から外された時に後任のキャラクターが手も足も出なかったのは、相対的に銭形警部の能力の高さを証明しています。

 しかも逮捕失敗の原因は、全てが銭形警部にあるわけではなく、特に脱獄に関しては拘置所の責任です。不当な評価を受け、組織内で軽んじられても尚、ルパンに立ち向かう背中は真の漢の姿と言うほか無いでしょう。

 ルパンある限り銭形幸一もまた不滅。きっとこれからもルパンを追い続け、物語を盛り上げてくれるでしょう。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:諸葛均(キャラペディア公式ライター)

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このニュースに関するつぶやき

  • ルパン達に助けられたら、見逃したり、逃走を助けりと恩を忘れない義理堅い性格でもあるんだよな〜。
    • イイネ!7
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