北九州市の商業施設「井筒屋アネックス-1」が閉店 55年の歴史に幕

　井筒屋が、北九州市の商業施設「井筒屋アネックス-1」を2015年12月末を目途に閉店する。1959年に「八幡井筒屋」として開業しこれまで55年間営業してきたが、将来の業績好転の見通しが厳しく、店舗建物の維持・管理コストの増加も見込まれることから閉店を決定。店舗閉鎖に伴い、減損損失約11億円を特別損失として2015年2月期第4四半期決算に計上する予定だという。

井筒屋アネックス-1が閉店の画像を拡大

　1959年に「八幡井筒屋」として開業した同店は、2002年に「井筒屋アネックス-1」へ改称した売場面積約1万平方メートルの商業施設。現在は家具などインテリア商品を扱っているが、商圏内における消費環境の低迷などを理由に閉店することを決めたという。
　2015年2月期連結決算での純利益は45億円の赤字となる見通し。今後は、駅前立地を生かせる黒崎店に経営資源を集中し業績向上に努めていくという。