南海電鉄、高野山駅をリニューアル - 難波駅も高野山開創1,200年特別仕様に

南海電気鉄道は高野山開創1,200年に合わせ、3月1日から難波駅を高野山開創1,200年特別仕様で装飾する。高野山開創1,200年に合わせて駅舎改修を進めてきた高野山駅のリニューアルもこのほど完了し、2月22日にリニューアル記念セレモニーを開催する。

難波駅の特別装飾は、5月21日までなんばガレリア大階段やホームなどを含む駅全体で実施。聖地への結界をイメージした金色の装飾を大階段に施し、高野山への玄関口を優雅に演出するほか、ホームには特別公開される秘仏を描いたフラッグや柱巻きを設置し、霊山の英気を表現する。

3月20日から5月31日まで、難波駅3階北改札口前に特設案内カウンターを設置し、高野山開創1200年に合わせて訪れる国内外からの旅行者への情報提供なども行うとのこと。

高野山駅の改修工事は2月20日に完了予定。開業当時2階に取り付けられていた丸窓や欄干などの意匠を再現するとともに、外壁を当初の色彩に塗り替え、できる限り開業当初(1930年)の駅舎外観を再現した。

駅舎2階には高野山をはじめとする沿線の観光資源や南海電車などをパネルや映像で紹介する資料展示コーナー、高野山に関係する本や雑誌が読める「こうや文庫」、休憩スペースを整備し、いずれも2月22日から供用を開始する。同日11時から、高野山駅にてリニューアル記念セレモニーも開催。主催者・来賓挨拶や総本山金剛峯寺僧侶による安全祈願、テープカットなどを行う。

(佐々木康弘)

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