代理母出産に関する法律が施行 5年前より、タイ議会では代理母出産に関する法律の原案作成に取り組み続けてきた。去年8月にタイ議会では代理母出産に関する法案を仮承認し、今月、代理母出産を規制する法律を可決した。
この法律により、外国人夫婦がタイ人女性に代理母出産を依頼することは原則禁止される。一方で、タイ人夫婦、あるいは夫婦のいずれかがタイ人である(タイ国籍を持つ)場合、タイ人女性に対して代理母出産を依頼することは可能となる。
代理母出産の現状 代理母出産には莫大な費用が必要となる。例えば、アメリカでは、出産に伴う費用は10万ドル以上だという。また、代理母出産は厳しく規制され、多くの州では禁止されている。
一方、タイでは約4万ドルで代理母出産が可能であるという。現状、代理母にとって代理母出産は大きな収入源となっている。
現行の法律において、最低3年間の婚姻関係にあるタイ人夫婦(双方、あるいは片方がタイ人・タイ国籍を持つ)が代理母出産を依頼することは可能となるため、今後も代理母出産ビジネスは行われ続けると考えられる。
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タイ議会は、代理母出産に関する法律の制定や規制により法律の盲点を突いた代理母出産が増加し、ビジネス面のみを考えるあまり妊娠や出産における母子の健康を軽視する危険性を懸念している。今後も引き続き、代理母出産に関する審議を行うという。
REUTERS
BBC
The Washington Post
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