クロスカンパニーが、約20年間にわたって推進してきた「全正社員制度」を廃止した。創業以来初のアルバイト募集を27日から開始。代表取締役社長の石川康晴氏は制度の見直しについて「苦渋の決断」としているが、働き方のバリエーションを増やすことで人材育成につなげる。
クロスカンパニーが全正社員制度を廃止の画像を拡大 クロスカンパニーは、日本の雇用創出やファッション業界内の雇用改革を掲げ、創業2年目に初めて社員を雇用してから約20年間にわたり、全スタッフを正社員として雇用する人事制度を続けてきた。石川氏は、協議の結果「全正社員制度」を廃止することを決定した理由について「正社員は責任が重いイメージがあるという声が就活中の若い層から年々拡大している」「働き方の多様化」「社員の待遇を上げたい」という3つの理由を挙げている。正社員とアルバイト共に1日8時間と短時間の2タイプに採用制度を拡大し、週2日、1日4時間からアルバイトとして働けるよう変更した。石川氏は今後、特に若い社員に対して社員割引や有給休暇の拡大、一人暮らし手当、賞与の増加といった待遇を向上させたいという。
■クロスカンパニー 公式サイト
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