「マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)」が「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」に統合されることが公式サイトで発表された。統合の時期や現店舗の今後については未定。
マークBYマーク廃止への画像を拡大 「マーク BY マーク ジェイコブス」は、2001年春夏コレクションからスタート。「マーク ジェイコブス」の価格帯よりも低く設定されており、カジュアルでポップなデザインが特徴で、より若い層をターゲットにしている。
ブランド統合は先週から業界内で噂されており、デザイナーのマーク・ジェイコブス氏はその話に触れ、噂を肯定した。同氏は「私は素晴らしいファッションを作りたい、そしてどんな人にもその素晴らしいファッションが届く方法を考えたいと思ってきました。今回の統合の目的はロバート(ジェイコブス氏の創業時からのビジネスパートナー)と私がマーク BY マーク ジェイコブスを始めた時となんら変わりはありません」とインタビューに答えており、ブランドを統合することついて、2つの異なったコレクションで2つの異なったメッセージを見せるよりも、一つのブランド名の下で表現をしていくことが最善との考えに至ったと説明している。
統合の背景にはマーク・ジェイコブス氏が1997年からデザイナーを務めてきた「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」を2013年に退き、自身のブランドに注力できる環境になったことが大きな転機として挙げられ、統合後はコレクションや広告を「マーク ジェイコブス」1ブランドに集約し、ブランドの世界観の統一を目指すという。