プロ入り数年間は下積みを経験 遅咲きの選手とは…

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2015年04月09日 18:10  ベースボールキング

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昨季大ブレイクを果たしたヤクルトの雄平©BASEBALLKING
プロ7年目の木村優太(ロッテ)が8日のオリックス戦でプロ初勝利を挙げた。ドラフト1位で入団した逸材もプロの壁に苦しんだが、ようやく手にした初勝利。この勝利をきっかけに花を咲かせたいところ。そこで、遅咲きの現役プロ野球選手を振り返っていきたい。

 木村と同じサウスポーの能見篤史(阪神)は遅咲きの選手の一人だ。04年自由獲得枠でプロ入りしたものの、数年間は一、二軍を往復。花が開いたのは09年プロ5年目のシーズン。この年、30歳を迎えた能見は開幕先発ローテーション入りし、3、4月の防御率2.39と安定感を誇った。一時期、勝ち星に恵まれなかったこともあったが、8月以降は8勝を挙げるなど13勝(9敗)をマーク。規定投球回にも初めて到達した。このシーズンをきっかけに能見は飛躍し、阪神のエースと呼ばれるまでに成長した。

 野手では打者転向5年目の昨季、大ブレイクした雄平(ヤクルト)が挙げられる。雄平は投手でプロ入りし、07年には52試合に登板したこともあるが、制球で苦しむことが多かった。一方で、投手時代に公式戦で本塁打を放つなど打者としての才能もあり、09年の秋季キャンプで野手に転向。転向後2年間は一軍出場がなかったが、12年から一軍出場が増えていき14年に外野のレギュラーに定着。打率.316、23本塁打90打点の成績を残し、3月に行われた欧州代表との強化試合でも日本代表に選出されている。

 その他には、06年に立浪和義から三塁のポジションを奪いレギュラーに定着した森野将彦(中日)や、36歳の昨季に初めて2桁勝利を達成し最多勝、最高勝率のタイトルを獲得した山井大介(中日)などがいる。

このニュースに関するつぶやき

  • 30才近くなって打者転向して3割、打てるようになるケースがあるという事は過去に若くして戦力外→引退した選手の中に転向すれば成功できてたのにあきらめて引退のケースはあるんでしょうね。
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