「お母さんにやさしい国ランキング2015」日本は179ヵ国中32位

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2015年05月08日 10:01  MAMApicks

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国際的な子ども支援NGOである「セーブ・ザ・チルドレン」では、毎年恒例となった母の日に合わせて世界各国で発行する「母の日レポート」から、「お母さんにやさしい国ランキング」を発表した。


今年は179ヵ国を対象に調査を行い、第1位となったのはノルウェー(昨年第2位)で、第2位にフィンランド(昨年第1位)、第3位にアイスランド(昨年第4位)が続いた。ちなみに第4位デンマーク、第5位スウェーデンと、北欧諸国がベスト5を独占している。

北欧諸国が上位を独占するのは例年どおりだが、日本のランキングは残念ながら相変わらずの推移で、今年の結果は昨年と変わらず第32位であった。(2012年:第30位→2013年:第31位→2014年:第32位)

同ランキングは、【1】妊産婦死亡の生涯リスク、【2】5歳未満児の死亡率、【3】公教育の在籍年数、【4】国民1人あたりの所得、【5】女性議員の割合、の5つの指標をもとに、保健・栄養、教育、経済、政治への女性参加を総合的に勘案の上、算出している。

レポートによると、日本のランキングが他の先進国より低い大きな要因は、女性議員の割合の低さにある。議員議席の一定比率を女性に割り当てる「クオータ制」の導入などで状況を改善する国が増えるなか、日本の状況は大きく変化していないまま。とくに日本の女性議員の割合(11.6%)は、179ヵ国中140位であり、これは総合ランキング最下位のソマリアや、アジアでもインドや韓国などよりも低い数値であるという。

また今年のレポートでは、グローバルな視点から見る日本の格差の現状にもふれており、東京は乳児死亡率が世界でも最も低い都市のひとつでありながら、日本では職業による保健格差があり、たとえば無収入世帯は、国家公務員や企業の上級管理職などの高所得世帯より、子どもが1歳未満で亡くなる率が7.5倍にもなるという。

詳細レポートは「セーブ・ザ・チルドレン」のホームページに掲載
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/press.php?d=1956

【参考】
2014年の結果はこちら
http://mamapicks.jp/archives/52148621.html
2013年の結果はこちら
http://mamapicks.jp/archives/52113575.html

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