【アニメキャラの魅力】物語の根幹に関わる重要人物「早乙女玄馬」の魅力とは?『らんま1/2』

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2015年05月10日 10:20  キャラペディア

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(C)高橋留美子/小学館
言わずと知れた高橋留美子の代表作『らんま1/2』は、今でも根強い支持と人気を集めています。作中には個性あふれるキャラクターが多数存在しますが、今回ご紹介する「早乙女玄馬」は特別といって良いでしょう。なぜなら玄馬は、『らんま1/2』という物語の根幹に大きく関わっているからです。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■乱馬を「1/2」にした張本人!!

 『らんま1/2』のすべては玄馬から始まったと言っても過言ではありません。玄馬は武術を極めるために旅に出ます。そのとき、一人息子である乱馬も連れて中国の呪泉郷に赴き、そして修行を始めるのです。これだけなら普通の熱血系バトル少年漫画と同じなのですが、玄馬による乱馬への攻撃が物語のすべてを決定づけます。

 乱馬は玄馬の攻撃を受け、「娘溺泉」に落ちてしまうのです。このため、乱馬は水をかぶると女、湯をかぶると男になるという、「1/2」の体になったのです。ちなみに、その後キレた乱馬に返り討ちを受けた玄馬も呪泉郷に落ち、水をかぶるとパンダになるという体になりました・・・。

■金に目がくらんで・・・2人目の許嫁!?

 もう一つ、らんま1/2における重要な設定が「許嫁」です。許嫁を名乗る女の子たちが次々に現れるのがこの物語の醍醐味でもありますが、乱馬には親の決めた許嫁がなぜか2人もいます(笑)。その2人とも、玄馬が乱馬に相談もなく勝手に決めた許嫁です。

 一人は玄馬の親友である天道早雲の三女「天道あかね」。もう一人は、修行中に出会ったお好み焼き屋の娘「久遠寺右京」。玄馬は、あかねを乱馬の許嫁にすると約束していたにもかかわらず、右京の父が用意した屋台(持参金代わり)に目がくらみ、右京を許嫁にしてしまったのです・・・。玄馬は基本的には自分の欲が最優先のようで、事あるごとにこうして乱馬をダシにします。

■快適!パンダ生活

 呪泉郷に落ちたことで水をかぶるとパンダになってしまう玄馬ですが、本人は意外とこの体質を気に入っているようです。パンダになっても二足歩行できますし(その代わりかなりデカい)、しゃべる事は出来ませんがプラカードに文字を書いて意思表示もできますし(プラカードをどこから出してるのかは謎)、何よりパンダってかわいいですもんね。作中では、まるで人間の尊厳を放り投げたかのように、意気揚々と縁側で遊ぶパンダの姿がよく見られます(笑)。その際タイヤなども持ち込んでいるようで・・・もうすっかりパンダです。動物園に就職できるくらいのパンダっぷり。

 私利私欲を最優先する玄馬は、そのせいでさまざまなトラブルを引き起こしますが、周囲の人に問い詰められてもパンダになっていれば大丈夫。パンダは人語なんかわかりませんから・・・。「ん?純粋無垢なただのパンダなんですけど何か?」とでもいわんばかりのとぼけっぷりに、乱馬や早雲もすっかりペースを乱されてしまうのです。

 乱馬の父が玄馬である限り、一生トラブルからは逃れられそうにないですね。疲れた時は、ぜひかわいい(?)玄馬パンダを見て癒されましょう。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:松子(キャラペディア公式ライター)

(C)高橋留美子/小学館

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  • 細かいことかもしれないけど、先に泉に落ちたのは玄馬。
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