『遊戯王カード』デュエリストからは怒りの声も！ 売り切れ続出の「Vジャンプ」舌禍騒動

　国内外を問わず、人気を誇るトレーディングカードゲーム（TCG）の『遊戯王アーク・ファイブ オフィシャルカードゲーム』（以下、『遊戯王カード』）。この『遊戯王カード』の応募者全員サービスを実施した「Vジャンプ」7月特大号（集英社）の売り切れが続出している。そんな中、「Vジャンプ」編集部のツイートが、『遊戯王カード』のプレイヤーである"決闘者(デュエリスト)"たちから反感を買ってしまっている。

　これまでの「Vジャンプ」でも、付録に『遊戯王カード』が付く号が入手困難となることはあった。そして、今回5月21日に発売された7月号においても、『遊戯王カード』の20周年記念応募者全員サービス『レジェンダリー・コレクション』に応募するためのシリアルコードが付属し、発売直後から「Vジャンプ」を入手できない"難民デュエリスト"が続出している。

　こうした事態を予見してか、発売日に前後する形で「Vジャンプ」編集部はツイッター上にて声明を発表。袋とじなどの特殊仕組みや他社メーカーとの兼ね合いなどに加え、今号では『ドラゴンボール ディスクロス』のチップ状の付録も付いているため、重版が難しいということ。その上で、「Vジャンプ」を確実に購入する手段として編集部が対応できるのは、年間定期購読しかないとしている。

「今号のディスクロスは紙モノではないので、生産にかなりの時間を要しますので、GWをはさんだ前号以上に増刷対応は難しいです。なので、我々から確実にＶジャンプを手に入れられる手段として、年間定期購読をご用意しています。/K」
（「Vジャンプ編集部」ツイッターより引用。一連のツイートのうちのひとつ。）

　こうした一連のツイートは、「言葉を選びながら書きますが...」という文言から始められ、定期購読の紹介についても「なんだよ、宣伝かよ！と思われるかもですが、Ｖジャンプを確実に買いたい、というご要望に我々がお応えできる手段はこれです」と弁明したりと、「Vジャンプ」編集部がこの発言自体にずいぶんと気を遣っていることが伺える。

　しかし、その甲斐空しく本ツイートに対して、決闘者(デュエリスト)たちからは怒りの声が噴出。「結局宣伝しかしないし、購入者の事見下してるのバレバレ」「売り切れ嫌なら定期購読しろって言われたら、誰でもキレるわ」「あの言い訳文を読んで、どこの誰が定期購読してやろうなんて思うかよ」と、厳しい声が上がっている。

「Vジャンプ」はなかなか重版の難しい雑誌のようだが、過去には購入者の熱い要望に応え重版を行った例もある。この批判の声を聞き、「Vジャンプ」編集部が新たな動きを見せるかどうか、気になるところだ。