暑い夏、高齢者の脱水症状や熱中症の対策に水分補給をどうすればいい?

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2015年06月08日 14:10  QLife(キューライフ)

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経口補水液や水分補給ゼリーなど「水分補給食品」の積極的な活用を

 夏が近づいてきました。この時期から気をつけたいのが脱水症状や熱中症。とくに高齢者は、体液量の減少や水分摂取の抑制などにより脱水症状を起こしやすくなるため、細心の注意が必要です。消防庁の調べでは2015年5月11〜17日の7日間で、全国の熱中症による救急搬送は480件にのぼり、そのうち45.8%は高齢者でした。

 こうした熱中症や脱水症状対策に活用したいのが、経口補水液や水分補給ゼリーなど、水分補給を目的とした食品(以下、水分補給食品)。さまざまな種類が数多く市販されていますが、実際にはどれほど利用されているのでしょうか。

 そこで、ケアマネジメント・オンラインが会員のケアマネジャーに対し、水分補給食品の利用実態調査を実施。約半数のケアマネジャーが「水分補給食品を活用した脱水対策の必要性がある」としながらも、水分補給食品を継続的に購入している利用者は1割未満にとどまりました。

大切な水分補給食品、継続利用されない理由は?

 ケアマネジャーが利用者や家族に勧めたいと思える水分補給食品の特長で、最も多かったのは「1個150円以下」というもの。8割以上のケアマネジャーが回答しました。続いて多かったのは、「スーパーやドラッグストアなど近所で購入できること」、「常温で保存できること」でした。

 水分補給食品の購入先では「ドラッグストア」が圧倒的に多く、水分補給食品を購入できるとよいと思う場所・方法では「コンビニ」(75.6%)が最も多い結果でした。「宅配弁当や宅配牛乳などと合わせた注文」(34.8%)といった自宅まで届けてくれるサービスのニーズも高いようです。

今回の調査から水分補給食の必要性は認識されつつも、なかなか継続的な利用には至っていないことが明らかになりました。ポイントは「入手しやすさ」にあるようです。コンビニでも買えるようになって、さらに価格も150円以下になれば、もっと利用が増えるでしょう。(下玉利 尚明)

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