お酒を飲む男性だけじゃない! 非アルコール性脂肪肝など、女性こそ肝臓のケアを

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2015年06月09日 12:10  QLife(キューライフ)

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気になるのは夫の「肝臓」

 忙しい日々を過ごしていると、ついつい栄養バランスが偏ってしまうことが多い普段の食事。気にしている人も多いのではないでしょうか。カゴメ株式会社が20代から50代の男女1,000人を対象に実施した調査では、75.6%が、毎日の食生活で栄養バランスに気を使っていると回答しています。

 しかも、その人たちは、自分の健康だけを気にしているのではないようです。栄養バランスに気を使っている人の63.4%が、健康診断や人間ドッグの結果を配偶者やパートナーと見せ合っていることも明らかに。お互いに相手の健康を気遣っているようですね。

 それでは、夫の食生活を気にしている女性は、具体的にどんなことを心配しているのでしょうか。夫の体で最も気になる臓器を聞いたところ、1位は肝臓で20.9%でした。仕事やプライベートで飲酒する機会が多い夫の肝臓を心配している妻が多いようです。

実は女性に多い非アルコール性脂肪肝

 ところが、夫の肝臓を心配する女性たちも、自分の肝臓には意外に無頓着。肝臓のケアを意識する女性は2割にとどまり、健康診断での肝臓の数値を気にする人も4割程度。男性の6割が肝臓の数値を気にしているのに対し、肝臓への意識が低いことが分かります。

 調査を監修した東海大学医学部教授の西崎泰弘先生によれば、肝硬変や肝臓がんになることもある非アルコール性脂肪肝炎は女性に多く、アルコールによる肝臓へのダメージも、男性より女性の方が受けやすいといいます。

 「肝臓は人体最大の化学工場」と言う西崎先生は、お酒を飲む機会の多い男性だけでなく、お酒を飲まない人や女性も肝臓に関心を持つべきと指摘。脂肪肝や生活習慣病を防ぐため、食生活に気をつけて適度な運動をするなど日頃から心がけるようにしましょう。(林 渉和子)

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