“世界一醜い魚”のカフェ開店へ、おっさんのような容貌を眺め放題。

猫カフェだけにとどまらず、フクロウ・バー、キツネカフェと次々に新しい業態のカフェができている英国で、“世界一醜い”といわれる魚のカフェがオープンするという。

2013年に「世界で最も醜い生き物コンテスト」でみごと1位になったブロブフィッシュ（和名ニュウドウカジカ）。水深480〜2800メートルの深海底に棲む、ごろんとした体型、おじさんのような容貌の一度見たら忘れられない魚だ。

英紙イブニング・スタンダードやインディペンデントなどによると、イースト・ロンドンにこの世界一醜い魚に会えることを売りにした「ブロブフィッシュ・カフェ」が2016年にオープンすることになった。

カフェの公式サイトでは、18か月以上にわたり、世界最高峰にいる複数の海洋生物学者と共に輸送や飼育などに取り組み続けており、特殊な加圧タンクなどの準備にめどが立ち、開店へのめどが立ったと説明している。

また、カフェにはトップ・シェフが関わり、深海をテーマにしたメニューが饗される「グルメ・ナイト」なども予定されているなど、本格的な食事が楽しめるとのこと。その点でも注目されているようだ。

ネットでは「わかってた。誰かが作ってくれると思っていたよ、ブロブフィッシュ・カフェを」「フィッシュアンドチップスがやわらかくて、匂いがきつくても、気づかなさそうだ」「かわいい犬と猫を見ながら飲むコーヒーよりも、醜いブロブフィッシュが自分を引き立ててくれることで女性との夜がうまくいく方がいい」「この一周回った皮肉こそ英国が英国たるゆえん」とオープン前から評判は上々。開店が待ち望まれているようだ。

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