70歳以上が理想とする「健康」とはどんな状態?

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2015年06月30日 18:10  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

7割以上は「非常に健康だと思う」、「健康な方だと思う」と回答

 健康長寿は、多くの人が望むことでしょう。では高齢の人たちは、どのような状態を「健康」と感じているのでしょうか。株式会社アンテリオはこのほど、全国の70才以上の男女1,023人を対象に健康意識調査を実施しました。

 今回の調査結果によると、「健康を判断する指標」として、「おいしく食事が食べられる」、「自分で自分のことができる」、「自分で考えて判断できる」といった声が多く聞かれました。高齢の人たちにとっては、自立した生活を維持できることが健康かどうかを判断する重要な指標のひとつとなっているようです。

 調査では7割以上の人が「非常に健康だと思う」、「健康な方だと思う」と回答した一方で、「あまり健康ではない」、「健康ではない」と感じている人も23.1%に。そう感じている人たちの約6割は「セルフメディケーション」を実践していることも明らかになりました。

市販薬を使いたくない人は4割以上

 セルフメディケーションとは、一人ひとりが自分の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てするという取り組み。「4人に1人が65歳以上」という超高齢化社会にあって、増大する高齢者の医療費を抑制するため、政府もこの取り組みを推進しようとしています。

 ただし、セルフメディケーションの実践に大切な市販薬について、4割以上もの人が「使いたくない」と感じていることも今回の調査から明らかになりました。市販薬については「補助的なもの」、「価格が高い」といった回答も多く、使用に消極的な姿勢が見られます。

 高齢者が、市販薬にマイナスイメージを抱いたままでは、セルフメディケーションが浸透していかないでしょう。処方薬、市販薬共にいえることですが、効果や使用方法など正しい情報を周知することが求められているのではないでしょうか。(林 渉和子)

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