ギャルに萌えるだけじゃない! 女の子が全員可愛い!『おしえて! ギャル子ちゃん』

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2015年07月04日 23:10  おたぽる

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おたぽる

『おしえて! ギャル子ちゃん』第2巻(KADOKAWA メディアファクトリー)

 最近、キテいる「ギャルって実は純で可愛いんじゃないか」という風潮。今さら世間は何を言っているのだろうか? 清純系だけどビッチな乙女たちの多さに絶望したのだろうか? なんにせよ、もとよりギャルが大好きな筆者としては、良い世の中が来たなと感激している次第。



 そんな中、人気となっているのが先頃2巻が発売されたマンガ『おしえて! ギャル子ちゃん』(KADOKAWA メディアファクトリー)である。この作品を読めば、ギャルがいかに可愛いか、あるいは、いかに妄想のネタになるかを自ずと知ることができる。人によっては、"ギャルこそ至高"と宗旨替えをするかもしれない。



 物語は、どこかの高校を舞台に、ギャル子・オタ子・お嬢という仲良し三人組を中心に展開するショートコメディ。そもそも、ギャルとオタ女がなぜ仲良しなのか......は、けっこうページを割いて描かれているので、読んで確認してほしい。



 ここで文字数を使って記したいのは、ギャル子を中心とした、登場人物たちの溢れんばかりの可愛さだ。見た目こそ派手なギャル子だが、とにかく純情そのものなのである。日サロで肌を焼いてきた時には、オタ子から「イエ〜ィ乳首真っ黒〜」と言われ、「ニプレスをつけたから焼けてない」と反論するギャル子。当然、オタ子からは「乳首真っピンク〜」と、さらにからかわれて思わず赤面してしまう。



 かと思えば、3人で薬局に行った際、生理用品の話になって「タンポンは抵抗がある」と言うオタ子に全力で「だよね!だよね!」と賛同したりする。多くの男性陣もわかるかと思うが、経験値が少ないとタンポンは抵抗感が強いものだろう......。こんなギリギリ感のある描写にニヤリとせずにはいられない。そんな濃ゆい冗談を飛ばし合い、本音を語りあう3人組。ときには事件だって起こる。オタ子が「陥没乳首だとオッパイをあげる乳管が埋もれているから、お母さんになれない」と力説すると、ギャル子は「なんでそんなこと言うの?」と泣いてしまって、翌日から学校を休んだりしてしまうのだ。



 ほかにも、夏休みに3人でプールに出かけた際、過激なビキニでやってきたのに「どうしよう、下の方処理忘れてた......」とかやってしまうギャル子。派手にキメているのに、ちょっとヌケたところがあるギャル子の可愛さにクラクラすることは必至なのである。



 そんなちょっと過激な日常風景を描く、この作品。2巻からはさまざまなクラスメイトも絡んでくる。クラスで一番巨乳のギャル子以外にも、ムチムチでエロ全開のデブ巨乳の肉子、オカルト好きなミステリアス少女・オカ子や、メタル大好きなメタ子など、キャラの立った女子がわんさか。当然、男子も正気ではいられるはずがない。



 ある日、クラスのチャラ男は、ギャル子の制服のシャツが男物なのに気づく。単に肩幅が広くて女物だと丈が合わないだけなのだが、思春期の男子の妄想は立派なものである。きっと朝まで男で過ごして......と妄想しまくった挙げ句、付き合ってる中学生の後輩に「俺、今日はゴム持ってるんだ」と言ってしまい、ぶん殴られる――。



 本作が安心して読めるのは、ひとえに登場人物のすべてが善人だからだ。色恋沙汰でドロドロすることもなければ、現実では必ず発生する好き嫌いによる幼稚な対立も存在しない。2巻では、カラオケ屋の前で出会った女子たちが、みんなで大部屋を取って楽しむというエピソードがある。盛り上げる女子もいれば、ドリンクの注文を取ったりする気配りのある女子、マイペースな女子など、全員が恐ろしいほどに調和している。



 思春期ならではのセクシーなドキドキがありながらも、なんら人間関係の重苦しい対立がない素敵な世界。こんな世界なら行きたいなと思う読者も多いのではないだろうか。
(文/ビーラー・ホラ)


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