インターネットサービスを運営する楽天株式会社がバルセロナのスポンサーに就任する可能性が浮上した。16日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』など各紙が報じている。
バルセロナは2013年7月からカタール航空と3年間のオフィシャル・スポンサー契約を結んでおり、ユニフォームの胸スポンサーにはカタール航空のロゴがプリントされている。しかし、同社との契約は2016年6月30日で満了を迎えるため、次なるスポンサーを探しているという。
地元ラジオ『El món a RAC1』に出演したバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、社名を伏せたものの楽天と交渉中であることを示唆した。バルセロナの会長選は18日に行われるため、バルトメウ現会長が再選を果たせば楽天がスポンサーに就任する可能性が高まるという。
なお、同紙によると両者の契約は、現在マンチェスター・Uがアメリカの自動車メーカーのゼネラルモーターズと結んでいる推定で年間6400万ドル(約79億4000万円)という金額を超えることになる模様だ。
6月末にはバルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケが、公式ツイッター上で楽天の三木谷浩史社長を訪問したことを明かしていた。ピケの訪問はスポンサー契約に関係していると推測され、同社のスポンサー就任が一層現実味をおびている。