イケアが新業態を熊本に世界初出店 ピックアップポイントで流通チャンネル拡大

2

2015年08月26日 13:52  Fashionsnap.com

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

イケア・ジャパン代表取締役社長ピーター・リスト氏 Image by: Fashionsnap.com
イケア・ジャパンが8月26日の今日、2016年度の事業戦略発表会を行い、ピックアップポイントを導入した新業態を発表した。世界初の店舗を熊本に出店し、オープン時期は10月を予定。2020年を目処に着手するEコマース事業と連動し、多様な流通チャンネルを展開する方針だ。

イケアが熊本に新店舗出店の画像を拡大

 国内9店舗となる「イケア(IKEA)熊本」は福岡新宮店のサテライトに位置付け、従来の店舗の10分の1の規模で構成。イケア初のピックアップポイントとしてメディアやディスプレイを用いた商品の注文を受け付けるほか、一部の商品受取や配送依頼にも対応する。店内では専門家によるホームファニシングのアドバイスやプランニングのサポートサービスやフードも提供。イケア・ジャパンの代表取締役社長ピーター・リスト氏は「顧客の需要も変化し、アクセシブルに対応できることが課題。世界で3番目に大きな市場を持つ日本から新業態を展開し、このフォーマットを更に開発していきたい」と話している。
 また、東海地方初の店舗となる長久手店については、2016年3月31日をもって土地の取得が完了する予定。これまでの伝統的な大型店を踏襲するだけではなく、国内商業施設では大規模の1メガワット級の太陽光発電システムを搭載した環境配慮型店舗にする計画だ。
 発表会では、2016年度の商品ラインナップやフードメニューの新展開についても発表。独自調査の結果に基づきデモクラティックデザインを取り入れた1500アイテムと、英国人デザイナーイルゼ・クロフォード(Ilse Crawford)とのコラボレーションをはじめとする14の限定コレクションを順次発売する。フードでは健康志向の高いメニューを揃え、ミートボールなどが新商品として販売される。

このニュースに関するつぶやき

ニュース設定