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京成電鉄は押上線押上〜八広間の連続立体交差事業に関して、予定通り8月21日終電後に下り線の高架切替工事を行い、同区間の上下線高架化を完了したと発表した。
この事業は約336億円を投じ、京成曳舟駅を含む押上線押上〜八広間を高架化し、踏切8カ所を廃止する計画。東京都、墨田区、京成電鉄の3者による事業として2008年8月に着工し、2013年8月には上り線の高架化切替えを完了した。下り線切替え工事は8月21日終電後の0時30分頃から約4時間にわたって行われ、営業開始前に試運転列車を運行して安全性を確認。計画通り8月22日始発より高架線での営業運転をスタートさせた。
これにより、除去済みの踏切2カ所に加え、押上〜八広間の6カ所の踏切が廃止され、「保安度の向上および道路渋滞の解消が実現されました」(京成電鉄)。その他、2008年度から進めるデジタルATS化工事の押上〜青砥間完了、京成曳舟駅への「運行情報ディスプレイ」設置など、利用者の利便性向上に取り組んでいる。
(佐々木康弘)
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