第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦が5日に各地で行われた。
桐蔭横浜大学(神奈川県代表)と対戦した湘南ベルマーレ(J1)は開始9分にアモリンのゴールで幸先良く先制に成功すると後半開始早々にも追加点を挙げ2点のリードを奪う。60分に1点を返されたものの3分後に山田直輝、76分には藤田祥史がこの日2点目を挙げ4−1に。しかしここから桐蔭横浜大が粘りを見せる。83分に途中出場の依田隆希がゴールを奪うと、88分にも再び依田が決めついに1点差に。それでも最後の1点を許さなかった湘南がなんとか逃げ切っている。
順天堂大学(千葉県代表)との対戦となったヴァンフォーレ甲府(J1)も苦戦を強いられる。7分、13分と立て続けに得点を奪い試合を優位に進めた甲府は27分に1点を返されて前半を折り返す。57分に阿部拓馬が加点し2点差をつけたが、79分に順天堂大の杉田真彦がゴールを許し1点差に詰め寄られてしまう。しかし順天堂大は最後の1点が遠く、ジャイアントキリングとはならなかった。
1回戦でセレッソ大阪を退けたFC大阪(大阪府代表)は愛媛FC(J2)と対戦。前半に先制点を奪われたFC大阪は73分にジュニーニョのゴールで追いつくと80分に田中直基が逆転弾を決める。しかし勝利が目前に迫った87分に失点を喫し同点とされると、延長戦で逆転弾を浴び惜しくも2回戦敗退となった。
元日本代表MFの小野伸二と稲本潤一が初めてともに先発出場したコンサドーレ札幌は1−0で横浜FCを下し3回戦に駒を進めている。
2回戦の残り11試合は6日から9日にかけて行われる。
5日に行われた天皇杯2回戦の結果は以下のとおり。
湘南ベルマーレ(J1) 4−3 桐蔭横浜大学(神奈川県代表)
松本山雅FC(J1) 2−1 ツエーゲン金沢(J2)
大分トリニータ(J2) 3−0 V・ファーレン長崎(J2)
水戸ホーリーホック(J2) 2−1 ギラヴァンツ北九州(J2)
ヴァンフォーレ甲府(J1) 3−2 順天堂大学(千葉県代表)
FC大阪(大阪府代表) 2−3 愛媛FC(J2)
サガン鳥栖(J1) 4−0 ヴェルスパ大分(大分県代表)
コンサドーレ札幌(J2) 1−0 横浜FC(J2)
徳島ヴォルティス(J2) 1−0 FC岐阜SECOND(岐阜県代表)
モンテディオ山形(J1) 3−1 カマタマーレ讃岐(J2)
サンフレッチェ広島(J1) 8−0 広島経済大学(広島県代表)
ジュビロ磐田(J2) 0−1 アビスパ福岡(J2)
川崎フロンターレ(J1) 3−0 松江シティFC(島根県代表)