つい最近、最新のiPhoneである『iPhone 6s』が発表されたが、まだ発売されてはいないので、手にとって試したという人は、よほどのことがない限りいないだろう。
そんな状況で、街頭で“最新のiPhone”だといわれて『初代iPhone』を手渡され、カメラを向けられたひとたちは、一体どのような反応を見せるのか? という実験を行ったのが以下の動画『First Look: Apple’s New iPhone 6S – YouTube』だ。
説明文には、
<アップルのファンは、新しいiPhoneが出るとかならず熱狂するが、じつはデザインの変化にはあまり気づいていない。新しいiPhoneが出ると喜ぶのは、それがただ“新しいiPhoneだから”というだけだ。そこで、私たちは実験として、2007年の『初代iPhone』を持ち出し、通りに出てひとびとに“これが新しい『iPhone 6s』ですよ”といってみた。彼らがなんと言うか見るために>
と書いてある。
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意外とみんな騙されてる?
まぁ、「これいいじゃない!」とか「速いわ!」とか言っている人たちばかり出てくるわけで……。おいおい、完全に騙されてるじゃねえか。
というわけで、「古いiPhoneが出てきたってわからねえじゃねえか」って、出てきた人を笑うのがこの企画の趣旨のようだが、ちょっと待った!
iPhone4以来のユーザーである筆者が気になるのは、ここでインタビューを受けたひとが「コンパクトで素敵」「このサイズはいいね」と、つぎつぎに言っていることだ。
そう。
『iPhone 6』そして『iPhone 6s』はデカすぎる。『初代iPhone』くらいのサイズのほうががいい。これは皆が感じている共通認識なんじゃないかな。
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それと、この『初代iPhone』にはどんなOSが入ってるのだろうか。フラットデザインが採用されたiOS7以降は『初代iPhone』には対応しないので、ここで出てきた『初代iPhone』の画面に出てきたアイコンはフラットデザインではないはず。
そしたら、むしろそんなにiOSに詳しくない人だったら、『初代iPhone』のほうが画質がいいとか、新しい感じがするかもしれない。というのはフラットデザインの登場で、iOSのアイコンはシンプルかつ平坦になり、むしろレトロな感じすらおぼえるものになったからだ。
そんな風に考えると、パッと街頭で手渡されただけの状態でのこの反応は、ムリもないのかな。というか、案外正直な感想が多いのかもしれないとも思わされる。つまり意識下で求めている“理想のiPhone像”に近いのは『iPhone 6s』より『初代iPhone』なのかもしれない、と。
何はともあれ個人的には、iPhoneはまた『iPhone 5s』のサイズ感で出してほしい!
【参考・動画】
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※ First Look: Apple’s New iPhone 6S – YouTube
【画像】
※ PathDoc / Shutterstock