処方された薬の飲み残し、みんなはどうしてる?長期保管や他人への譲渡はキケン!

3

2015年10月06日 18:00  QLife(キューライフ)

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

QLife(キューライフ)

65歳以上の4人に1人が5種類以上の薬を飲んでいる

 元気なシニア世代でも、病気の治療などで薬を毎日飲んでいる人も多いようです。数種類の薬を服用している人もいて、薬の飲み合わせや残った薬の扱いなど注意すべきことも。そこで日本調剤株式会社は、「シニア世代の服薬の実態と意識」に関する調査を実施しました。

 調査は、定期的に通院し、毎日飲む薬を処方されている65歳以上の男女1,046人を対象に実施。その結果、処方されている薬の種類は、「5種類以上」が24.8%と、じつに4人に1人に達しました。男性の方が薬の種類が多く、31.7%が「5種類以上」でした。

 一方、薬の注意事項については無頓着な一面も。副作用や他の薬との飲み合わせに注意すべきことは80%以上が認識しているものの、食べ合わせにも注意が必要なことや、体調によって効き目に違いがあることは、半数以上が知らないという結果になりました。

残薬については薬局に相談を!

 薬を「体調管理のため積極的に飲む」人は37.3%でしたが、「できるだけ飲みたくない」、「医師の指示で仕方なく飲む」という回答が半数以上も。消極的な考え方は薬の飲み忘れに繋がりやすく、実際に46.7%が飲み残しや残薬があると回答しています。

 薬の飲み残しが「ある」と回答した人に残薬をどうしているか聞いたところ、54.4%が「次回の処方時に調整する」と回答。また28.4%が「保管する」と答えました。調査を行った日本調剤は、薬には使用期限があるので余った薬の長期保管は控えるよう呼びかけています。

 残薬を自己判断で他人に譲ったり、長期保管したりするのは危険です。飲み残しがある場合は、薬局に伝えれば主治医に調整を依頼できます。薬に関する疑問などは自分で判断せず、薬局に相談することが大切。そのためにも、かかりつけ薬局を持つのがよいでしょう。(林 渉和子)

関連リンク

⇒元の記事を読む

このニュースに関するつぶやき

  • 処方してもらったところに破棄を依頼じゃないの?
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングライフスタイル

アクセス数ランキング

一覧へ

前日のランキングへ

ニュース設定