休めない育児に追い打ちをかけるストレス
画像はプレスリリースより育児に休日はありません。子どもは可愛いけれど、休むこともままならない毎日に、疲れやストレスを感じる人も多いでしょう。株式会社オウチーノが既婚男女700人を対象に行った子育てに関するアンケートでも、71.8%が育児ストレスを感じたことがあると回答しました。
この調査結果を男女別に見ると、育児ストレスを経験している男性は59.5%なのに対し、女性はなんと84%。ほとんどの女性が育児ストレスを感じているという結果でした。育児の負担は女性に偏ることが多く、男性よりもストレスを感じる割合が高いと考えられます。
何にストレスを感じるか聞いたところ、「子どもが言うことを聞かない」が最も多く、「自分の時間がとれない」、「仕事や家事との両立」にストレスを感じるという声も。一方、育児ストレスを「感じない」人の理由は、「手がかからない子どもだから」が最多でした。
悩みを共有できる「ママ友」の存在が育児ストレスの解消に
また、女性の57.4%が、育児ストレスで「些細なことで子どもに怒鳴った」ことがあると回答。「子どもに当たってしまった」も23.6%で、いずれも男性を上回っています。育児ストレスのせいで、感情をうまくコントロールできない女性が多いようです。
育児ストレスの対処法でも、男女差が出ました。男性は「夫婦でコミュニケーションをとる」が3割を超えて最多でしたが、女性は2割以下と低め。女性で多かったのは「睡眠をとる」、「ママ友と話す」、「おいしいものを食べる」で、2割を超えました。
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女性は男性と話すより、同じ悩みを共有しているママ友と話す方が育児ストレスを解消できるようです。育児に積極的なイクメンが増えてきたとはいえ、育児ストレスにはまだまだ夫婦で差があるようです。夫婦で協力し合って、育児ができる環境を作ることが大切ですね。(林 渉和子)
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