コミケ開催地と言えば、皆さんはどこを思い浮かべますか? 東京ビッグサイトの特徴的な逆三角形の建物を頭に浮かべる人が多いと思いますが、1996年の夏よりも前、会場は現在の有明ではなく「晴海」や東京流通センターなどで開催されていました。「コミケ84」コミュニティ内の「有明以前のコミケを懐かしむ」トピックでは当時の体験談を見ることができます。今回は「晴海」時代のコミケを振り返ってみました。
※画像は「東京ビッグサイト」です。
▼会場でのあるある体験▼
晴海の頃、一般参加列並んでて開場むかえるとよく先頭の方から
ウェーブがきてみんなでそれやったりしたんですけど〜
有明では無いですよね?ウェーブ体験者いませんか?
毎回してたか記憶あやふやなんですけど>w<
「コミケ84」コミュニティの「有明以前のコミケを懐かしむ」トピック、No.14
晴海時代、とにかくきつかったのが トイレ でした。一番並ぶ「最大手」と言われるトイレですが、「晴海」時代も大変だった模様。一般待機列でウェーブ体験や、ブロックノート(※サークル参加中に回される寄せ書き用のノート。現在は廃止されているようです)など、当時ならではの参加者同士の交流はとても楽しそうです。
「もう少しで行きたくなるかもしれない」と思ったら並べ! 「行きたい」と思ってからでは遅い!
とコミケの先輩たちに何度も言われました(笑)。
生ぬるいジュースしか出ない自販機も、新館2階の熱気もブロックノートも本当に懐かしいです。
冬だと手がかじかんで中々書けなくて大変だったりして。
あと大きな思い出と言えば突然の会場変更。
あれは口コミ(というのかな)の偉大さを知りました。
メールであちこちの人に知らせるなんてできなかった時代ですから、知ってる限りの人に電話やハガキ等で知らせた思い出が。
「コミケ84」コミュニティの「有明以前のコミケを懐かしむ」トピック、No. 29
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交通の利便性がまったく違いますね。
晴海時代は東京駅から一時間かかるのが早い扱いでしたから。
車でタクシー使うにも、渋滞が今以上でした。
2002年の冬コミからは、スイカの改札とりんかい線の埼京線直通と新幹線はやて運行と特急白鳥利用で、北海道民が朝会場目指して昼に会場入りとか、夢のような時代ですね。
「コミケ84」コミュニティの「有明以前のコミケを懐かしむ」トピック、No. 64
まだ月島駅が出来る前、有楽町線始発で豊洲からの暗闇の中を歩いて行く大行列と同じ方向に向かう無数のタクシーと妙な連帯感があったなあ・・・。ゆりかもめやりんかい線など、東京ビッグサイトまでの交通手段は多数ありますが、「晴海」会場への道のりは相当過酷だったようですね。
「コミケ84」コミュニティの「有明以前のコミケを懐かしむ」トピック、No. 11
▼サークル参加者の体験談。これは嬉しい!▼
晴海で初めて新刊が完売したときに、▼コスプレ参加者の声。ウイッグ無しは当たり前でしたね▼
周りの方々から温かい拍手をいただいたのを思い出します。
「コミケ84」コミュニティの「有明以前のコミケを懐かしむ」トピック、No. 268
古いコス写真を見ていて思い返しますが、昔はウイッグをつけている方はほとんどいなかったんですよね。今じゃキャラウイッグなんてのもありますが、15年くらい前からですかね、ウイッグが普及しはじめたのは… 「コミケ84」コミュニティの「有明以前のコミケを懐かしむ」トピック、No. 312
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晴海当時の仮装は、今と違って手作り感満載でした。
(もちろん、完成度の高いものもありましたが)
頑張って手作りしたんだなーっていう衣装に、ダンボールに折り紙の銀紙張った剣を背中にしょって歩いてるなんていうの、割とありました。
まるで、ちょっとゴージャスな学芸会の雰囲気(笑)。
それがまたよかったんだけどね。
「コミケ84」コミュニティの「有明以前のコミケを懐かしむ」トピック、No. 256
コスプレが晴海だと、ホコ天状態だったり、規制が今よりも緩かったのでFSSコスはやりやすかったなぁ。今では公式からコスプレ衣装が販売されることも多く、ウイッグも買いやすい時代ですが、「晴海」時代のコスプレはウイッグを付ける人も少なく、手作りをしないとキャラクターの衣装がなかったのですね。コスプレ参加者の「はないちもんめ」、すごく見てみたい……!
後オウガバトルシリーズとかの格好ではないちもんめやったりしてました。
「コミケ84」コミュニティの「有明以前のコミケを懐かしむ」トピック、No. 5
携帯やスマホ、デジカメが普及していなかった時代なので、当時の写真や体験談はとても貴重です。今年の年末でコミケは40周年。その節目にコミケでの思い出を語ってみてはいかがでしょうか。(mixiニュース編集部)
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・「コミケ84」コミュニティ
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