レアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのドキュメンタリー映画『Ronaldo』が9日に公開された。同選手の母マリア・ドロレス・ドス・サントス・アヴェイロさんがロンドンで行われたワールド・プレミアに出席し、衝撃の告白をしたことが話題となっている。イギリスメディア『OK!』など各メディアがコメントを伝えた。
息子のC・ロナウドと孫のクリスティアーノ・ロナウド・ジュニアくんとともに、ワールド・プレミアに出席したマリアさん。イギリス紙『デイリー・スター』によると、マリアさんは映画のなかで「彼は望まれた子どもではなかったの。彼がお腹にいた時、私は人工中絶を考えていた。でも神さまがそれを許さなかったわ。その時、私は傷ついたけど、神さまは私を罰することはなかった」と告白。5人兄弟の末っ子として生まれたC・ロナウドの出産を望んでいなかったことを明かした。
C・ロナウドの父、ジョゼ・ディニス・アヴェイロさんはポルトガル植民地戦争に参加していたようで、戦争の後遺症に悩まされ、アルコール依存症になっていたという。マリアさんはその“犠牲”になる形で苦しみ、出産を望まなかったようだ。
しかし、現在の両者の関係は全く問題ないようで、C・ロナウドが冗談で「お母さんは僕が生まれるのを望まなかったけど、今では僕が全てにおいて助けているね」と言い、お互いに笑い話にしているという。世界トップのスーパースターに成長したC・ロナウドについて「息子は私に多くの喜びを与えてくれる。本当に頼りにしているのよ」と愛していることを語った。