病院だけじゃない出産場所の選択肢
画像はリリースより産婦人科病院や総合病院で出産するのが一般的な現代。実は助産院という選択肢もあるのですが、実際に助産院で出産した人はわずか1%だとか。これは、株式会社プラスアールが実施した調査で明らかになったもの。では、助産院を選択しない理由は何でしょうか。
調査では、妊娠または育児中の女性656人を対象に、出産時の病院選びについて聞いています。助産院を選ばなかった人の57%は「初めから選択肢になかった」と。一方で、「助産院も病院もどちらで産んでも良かった」、「本当は助産院で産みたかった」も27%と3割近い結果になりました。
助産院を選ばない理由は、病院で出産するのが当たり前と思っていたという人が46%と多かった一方、「緊急時に医療行為を行えないことへの不安」を挙げる人も34%。いざという時に医師の治療がすぐに受けられるのかという点を気にする人が多いことがわかりました。
助産院で出産するメリットを挙げる声も
では、本当は助産院がよかったけれど病院を選んだという人は、どんな理由だったのでしょう。助産院が「近所になかった」が最も多く、「緊急時の不安」、「情報不足」を挙げる声も。また「特殊な出産」のため、医療行為が行えない助産院で出産できなかった人もいました。
やはり、助産院では医療行為が行えないことがネックになっているようですが、総合病院と提携して緊急時にはすぐ搬送するなど、迅速な対応が可能な助産院も多数あります。そういった情報が妊婦さんに伝わっていないことが、敬遠される理由のひとつと言えそうです。
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一方で、助産院で実際に出産した人からは、助産師さんの人柄がよかった、希望の分娩法で出産できたといった声も寄せられるなど、助産院のメリットを感じているようです。情報をしっかり集めて、自分に合った出産スタイルを見つけるのが、最善といえるのではないでしょうか。(下玉利 尚明)
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