箱根路をラブライバー、ガルパンオタが駆ける!? やっぱり今年もいる「箱根駅伝」の“オタク選手”たち

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2015年12月03日 20:11  おたぽる

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おたぽる

『箱根駅伝 2016 完全ガイド』(ベースボール・マガジン社)

 早いもので今年もあと1カ月弱。今年も開催される第92回「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」(1月2・3日)への関心が高まりつつある。昨年王者の青山学院大学をはじめ、強豪の駒沢大学に東洋大学といった出場大学の襷リレーは毎年注目を集めるが、その裏で、一部選手の“とある面”が話題になっているのはご存知だろうか。



「東洋大学の柏原竜二(現・富士通)」と聞けば、2009年〜12年に山道の5区で見事な走りを見せた“山の神”だが、実は彼、アニメなどが好きな“オタク”と有名。また、現在柏原と共に富士通陸上競技部に所属する元日本大学の佐藤佑輔も『けいおん!』の田井中律などが好きなオタクと知られている。



 そんな彼らがオタクであると広く知られるようになったきっかけが、毎年箱根駅伝前に発売される『箱根駅伝 完全ガイド』(ベースボール・マガジン社)だ。同誌には、出場全21チームの主力選手の名鑑が載っているのだが、「好きな女性有名人」という項目で女性声優やアニメキャラなどの名を上げる“オタク選手”が毎年ネットで話題に。そのオタク選手が箱根路に現れれば、ネットも大盛り上がりといった様子が“裏名物”となっているのだ。



 今回は、そんな『箱根駅伝 2016 完全ガイド』から、編集部的に気になったオタク選手、またトピックスを紹介! 箱根駅伝を“オタク的”に楽しむ参考にしてみてはいかがだろうか。



■“やっぱりいる”16年版・箱根のラブライバーに注目



“箱根のラブライバー”といえば、元中央学院大学(現・YKK)の及川佑太(※南ことり推し)が有名。14年の箱根駅伝で5区を走った際、「箱根のラブライバー 及川佑太」と書かれた横断幕がテレビによく映る小涌園前で掲げられ、当時かなり話題となった。それから早2年近く経ったものの、『ラブライブ!』人気が衰えを見せないこともあってか、ラブライバーと思しき選手が数名確認できた。



 同誌の中で一番“キテる”と感じたのは早稲田大学2年・安井雄一。好きな言葉に「やるったらやる!!」というセリフを上げているとおり、推しは高坂穂乃果。レースのアピールポイントも「ハラショーな走り!!」とラブライバーっぷりをいかんなく発揮している。ちなみに同誌では、往路5区を走るのではないかと予想されている。監督が代わり、新体制となった早大が5年ぶりに優勝に輝くのか、安井ラブライバーのハラショーな走りと共に期待したい!



 ほかは、控えめに(?)好きな女性有名人に「内田彩」「飯田里穂」「南條愛乃」「徳井青空」といった『ラブライブ!』声優を上げる選手や、好きな言葉に「みんなで叶える物語」「にっこにっこにー」という言葉を上げる選手が数名見られた。その中で、憧れのヒーローという項目に「箱根のラ…」(中央学院大学3年・海老澤剛)、「ラブライバー」(日本体育大学3年・小松巧弥)を上げる選手が……。及川佑太の“ラブライバー・スピリッツ”は後輩へと受け継がれているのかもしれない。ちなみに、昨年同誌で徳井青空が好きだと答えていた青山学院4年・久保田和真は女優の武田玲奈を上げていた。残念。



■ガルパンオタにアイマスP、アイカツおじさんだっているぞ!



『ラブライブ!』が優勢の中、少数ながらアイマスPとアイカツおじさん(?)の存在も確認できた。神奈川大学2年・西田秀人は『アイドルマスターシンデレラガールズ』の神崎蘭子推し。また、法政大学4年・有井渉の好きな声優は伊藤未来とのことだが、好きな言葉に「らぶはパワー」を上げているだけに、おそらくアイカツおじさんなのでは、というところ。



 その中でひときわ異彩を放っていたのが、順天堂大学4年の稲田翔威だ。同誌によると、声優の井上麻里奈推しとのことだが、憧れのヒーローに「自衛隊の方々」、レースのアピールポイントに「負けたらあんこう踊り」となんとも気になる言葉が……。調べてみると、彼のTwitterを発見できたのだが、プロフィールが「箱根のガルパニスト」! そう、彼は『ガールズ&パンツァー』オタ(ちなみに茨城県出身)。Twitterを見ると、先日公開された『ガールズ&パンツァー 劇場版』は、なんと5回鑑賞し、近年『ガルパン』コラボで盛り上がる「大洗あんこう祭」にもバッチリ参加している。練習はしているのかと心配になるくらいオタ生活を謳歌している彼のTwitterを見れば、きっと箱根駅伝でも応援したくなるはずだ。



■箱根駅伝選手、『ワンパンマン』読みすぎな件



 オタク駅伝選手を探す中でどうしても気になったのが、現在アニメも放送中の『ワンパンマン』(集英社)人気の高さ。憧れのヒーローに、仮面ライダーをはじめとする特撮ヒーローやマーベルヒーロー、ルフィやうずまきナルトといった「週刊少年ジャンプ」のキャラなどを上げる選手が多数見られたのだが、その中でひときわ目立っていたのが『ワンパンマン』。「サイタマ」「無免ライダー」といったヒーローを上げていた選手がいたチームは21チーム中、12チームという結果に。マンガの回し読みでもしているのだろうか、『ワンパンマン』好きが多数を占めるチームも見られた。



* * * * *



 近年のオタク文化の盛り上がりもあってか、記事に入りきらないほどオタクの選手が『箱根駅伝 2016 完全ガイド』で見られた。オタク選手が箱根路を駆ける際は、精一杯応援しようではないか。



【参考書籍】『箱根駅伝 2016 完全ガイド』(ベースボール・マガジン社)


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  • 趣味を堂々と言えるって素晴らしいね。
    • イイネ!6
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