約7割が健康を意識した食生活を送っている
栄養バランスを考えた食生活が健康のためには重要と分かっていても、忙しいとつい外食が多くなったり不規則になったりしがち。では、どれだけの人が健康や病気の予防を意識した食生活を送っているのか、株式会社オウチーノが調査を行いました。
20代から50代の首都圏に住む男女863人に、「日々、健康や病気予防を意識し、食生活に気を遣っていますか?」と聞いたところ、67.1%が「意識している」ことが判明。男性が60%だったのに対して、女性は74.3%に、未婚者は59.8%で既婚者は72.8%でした。年代別では、50代が73.4%で最も高いという結果が出ています。
意識し始めたきっかけでは、「自分の健康状態を気にし始めて」と「健康診断の結果を見て」が同率1位。次いで「体型・体質の変化」と続きます。健康状態で気になったのは、「風邪をひきやすくなった」「入退院を繰り返した」という声が多く見られました。
健康を意識した食生活を送っても7割が心身に「変化なし」
食生活ではどんなことに気を付けているのでしょうか。「野菜・海藻・きのこ類を多く食べる」が43.5%と最多で、「栄養バランスを考える」「食べ過ぎない」と続きます。男女別では、「カロリーを計算する」以外全てで、女性の方が実践している割合が高くなりました。
ところが、健康を意識した食生活を送っている人に、意識する前と後で心身の変化はあったか聞いたところ意外な結果が。「変化があった」と答えた人は31.6%で、「特に変化はない」という人は68.4%。変化を実感していない人の方が圧倒的に多かったのです。
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とはいえ、健康を意識した食生活を続けているからこそ、大きな病気をせずに健康な状態を維持ができているという考え方もあります。目立った変化は実感できなくても、毎日コツコツと続けていることが、将来的な健康を支えていると言えるのではないでしょうか。(林 渉和子)
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